Netflixオリジナル

映画「フィールザビート」ネタバレ感想|高慢なクズはビートを感じるいいヤツだった

ダンスや音楽が大好きなので、Netflixオリジナル映画の「フィール・ザ・ビート」を鑑賞してみました。

予定調和を逸脱しないストールー展開ではありましたが、子供と一緒に安心してみられる夢のある作品です。

感想を綴ってみたいと思いますが、ネタバレも含まれますことをご了承くださいませね。

作品概略

原題:Feel the beat
製作年:2020年
製作国:アメリカ
キャスト:ソフィア・カーソン、
監督:エリサ・ダウン
脚本:マイケル・アルムブルスター、ショーン・クー

キャスト

エイプリル

ニューヨークでダンサーとしてオーディションを受ける日々。

ある雨の日、タクシーを奪い合ったマダムを押しのけてタクシーに乗り込んでオーディション会場へ。

すると、最後に出てきた重鎮審査員がタクシーを奪い合ったマダムだったことから、あっけなく落選。

落ち込んだエイプリルは故郷ウィスコンシンへ帰ると、そこでひょんなことから自分が学んだダンススタジオの講師を務め、ダンス大会に出場することになる。

ソフィア・カーソン

 

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we don’t have to wear makeup to stay home, #butithelps @revlon

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1993年4月10日生まれ、フロリダ州フォートローダーデール出身。

マイアミのマリア・ベルデハ芸術学校でダンスを学び、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に進学し、コミュニケーションを専攻し、フランス語を副専攻。

10代の頃、インモーション・ダンス・スタジオに通い、IMPACユース・アンサンブル・プログラムに参加したことがきっかけで、エンターテイメントのキャリアをスタート。

2012年にはBroadcast Music, Inc.とシンガーソングライターとして契約し、日本でもソフィアが声優を務めた映画「ディセンダント キケンな世界」のサウンドトラック「ディセンダント」が2015年に発売されている。

ニック

エイプリルの元カレ。ニックの妹はエイプリルに憧れてダンサーになることを夢見ていたが、エイプリルはメールでニックに別れを告げ、あっさりとひとりでNYへ行ってしまい消化しきれない別れ方をしていた。

ウォルフガング・ノヴォグラッツ

 

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It was such a pleasure being directed by Elissa Down in Feel The Beat. She was so collaborative and full of fun ideas throughout filming, and easily has one of the craziest (in a good way) senses of humor I’ve ever been around! One thing she did that I loved, was that she gave @sofiacarson and I a week long rehearsal period before filming, where we all worked on the script together, improvised, and as one, discovered our characters’ backstory and relationship. She LOVES movies, and it was so much fun talking endlessly about our favorite filmmakers, genres, actors, and moments in movie history. I’m very excited for you all to see all of her hard work and storytelling talent. #netflix #netflixfamily #feelthebeat

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1997年3月9日生まれ、カリフォルニア出身。身長191センチ。

父親はインテリアデザイナー、母親はテレビの有名パーソナリティ。6人兄弟の長男。

ハーバード・ウェストレイク・スクール(LAの私立高校)ではバスケットボールチームのメンバーだった。

2019年のNetflix映画「ラスト・サマー~この夏の先に~(The Last Summer)」でブレイク。

ざっくりあらすじ

ブロードウェイのオーディションで大失態を演じてしまい、故郷の田舎町に戻ったエイプリル。

ひょんなことから、地元のダンス教室で指導をすることになり、子どもたちのダンス大会の決勝に有名なプロデューサーが名前を連ねていることを知って、大会に出場することにする。

ポンコツダンス教室の子どもたちは、決勝戦に挑むことができるのか?

エイプリルのプロダンサーとしても生命は?

感想

見ていて思い出したのが、確か大学のコーラス部だったかな?の奮闘ぶりを描いた「ピッチパーフェクト」

今作もピッチパーフェクトも思わぬアクシデントに見舞われたり、意地悪をされたりしながらも団結して目標に向かう姿を描いています。

個人的にものすごく好きだったのは、ダンスメンバーの中の小さな男の子。滅茶苦茶かわいいです。しかもキレのあるダンスが見事!

画像引用元:IMDb

田舎のダンス講師とばったり

主人公のエイプリルは、いつかブロードウェイの舞台で主役を、と夢に見ていたところ、大失敗をやらかして故郷に帰り、スーパーで昔通っていたダンススクールの講師バーブにばったり出会います。

エイプリルはそのスーパーで父親から「落ち込んだときはチーズだ」と言われ、大きなチーズをむさぼっているんだけど、落ち込んだときはチーズですか????

あなたは、落ち込んだときに食べるモノ、何かありますか?私も考えてみたんだけど、私の場合は、スイーツかな。甘くてこってりしたスイーツは、心の癒しです。

で、このバーブがかなり愉快なんです。こうした作品は、ちょいちょい笑える要素が差し込まれていることが多く、その役割を担っているのがバーブ。

ダンス講師だけどかなりぽっちゃりしてるし、いつでもテンション高いし、空気読まない。だけど、すごく温かい人柄でそれによって子どもたちの心も支えているって感じ。

エイプリルは「私、NYで活躍しているプロのダンサーなんで、あんたたちとは違うんです」というニオイをプンプンさせているんだけど、バーブはそんなことお構いなし。

昔の生徒がプロになって、NYで活躍していることが自慢でならないわけです。エイプリルには「子どもに指導するなんて負け組」という意識があるんだけど、バーブはぐいぐいとエイプリルを自分のダンススクールに引き入れようとします。

押しの強い人って迷惑だったりもするんだけど、お構いなしの強さって武器なのかもしれないと思ったりします。バーブには憎めない人の好さを感じるから、その押しの強さが嫌味じゃないんですよね。

完全に彼女の武器にだな。

いざ!ダンス大会へ

エイプリルは、バーブにもらったダンス大会のチラシの中に有名なプロデューサー:ウェリー・ウォンの名前を見つけ、ダンス大会の決勝まで行けば、ウォンの目に留まるかもしれないと目論み、ダンス講師を引き受けることにします。

動機は自分の起死回生、チャレンジ、再びブロードウェイに返り咲くことです。

ダンス大会の地区予選まで2週間。どう見てもポンコツメンバーが、大会に出られるほどの技術を身につけられるとは思えないけど、そこは映画ですから。

地区予選で見事、入賞してあれよあれよという間に決勝戦に参加する権利を獲得しちゃうんです。

いやいや、実際には無理だよね、というゴリ押し感はありますけどね。地区予選のダンスパフォーマンスは、どう見ても他のチームの方が優秀だったんじゃない?とも思うけど、まあそこは胸に納めます。

ダンス大会への準備の中で、元カレ:ニックとのあれこれや、エイプリルに憧れていたニックの妹とのあれこれや、ダンスチームのメンバーの家庭の事情などが並行して描かれています。

画像引用元:IMDb

いざ決勝大会に出場が決まったものの、大会に参加するための費用を捻出しなければならないし、決勝に出場するための豪華な衣装も必要です。

さて、どうする?

そこは隣近所みんな知り合いって感じの小さな町の団結力がモノを言い、衣装はファッション関係の仕事をしているらしいエイプリルのゲイの友人が助けてくれます。

このゲイの友人のファッションが奇抜でかなり楽しく、作品に華を添えています。

さあみんなの協力があっていざ!決勝大会へ!

エイプリルはどうなる?

決勝大会では子供だけのダンスと、講師が混ざったダンス部門があって、講師が混ざった部門でエイプリルの目論み通りプロデューサー:ウェリー・ウォンの目に留まりスカウトされます。

画像引用元:IMDb

決勝戦を明日に控え、エイプリルはウェリー・ウォンの作品の主役を射止め、NYへ帰ることになり、ニックの妹から「自分の夢のために私たちを利用した。やっぱりあなたはクズだ」と言われてしまうんですね。

複雑な気持ちのエイプリルだったけど、そこは夢に描いたブロードウェイの主役を目の前にして、彼女を振り切ってリムジンに乗り込みます。

まあね、利用したのは事実だし、子どもたちの夢を踏みにじってもいるけど、目の前にある夢の舞台を捨てられない気持ちもわかるしねぇ。

でも、審査員のウォンだって、そのあたりの事情を汲んでくれてもいいんじゃないの?おかしいよね、と思っちゃうわけです。

まとめ

子どもたちが主役でもある作品なので、もちろんエイプリルが裏切ったままでは終わりません。「よかった!めでたし、めでたし」というラストシーンを迎えます。

「Feel the beat」は直訳すれば「鼓動を感じろ」でしょうか。私はNYで活躍するプロダンサーですけどっ!的な高慢オンナだったし、ニックの妹からは「クズ」とののしられたけど、鼓動を感じる素敵なダンサーだったし、温かいハートの持ち主だったことが最後にわかります。

子どもの頃の可能性は無限大。だけど、どんな夢であろうと努力をしていない人のところに結果は降ってくるはずもなく、そこもきちんと感じられます。

若いっていいな、子どもっていいな、純粋って宝だな、楽しいって素敵なことだな、踊れるってカッコイイ、そんなことを思いながら鑑賞し、終わったときにはすっきりとした気分が味わえました。

子どもと一緒に、安心して観られる夢のある作品です。