シリーズ物は、新作を観ると今までの作品を順番に見直したくなるのは私だけでしょうか?
トランスポーター然り、ワイルドスピード然り、ミッションインポッシブル然り、そして今はオーシャンズシリーズ。
オーシャンズ8公開に先駆け改めてオーシャンズシリーズ11~13を順番に見てみると、更にシリーズ物のキャストの変化や魅力が再確認できてとても面白かったです。
ということで、改めて人気シリーズ「オーシャンズ」を観る順番とあらすじやキャストについて書いてみたいと思います。
Contents
オーシャンズシリーズの順番
1.オーシャンズ11 2002年日本公開
2.オーシャンズ12 2005年日本公開
3.オーシャンズ13 2007年日本公開
4.オーシャンズ8 2018年8月日本公開
何故、11から始まって一番新しいシリーズが「8」になっているのか?の理由は、ブログ最後の「オーシャンズ8」に付いて書いているところで!
オーシャンズシリーズは単体で観ても全く内容が理解できない!ということはありませんが、やはり順番に観ていった方がより楽しめると思います。
2002年日本公開「オーシャンズ11」
キャスト
*犯罪グループのリーダー「ダニー・オーシャン」役にジョージ・クルーニー
ジョージ・クルーニーは熱心な政治的活動家でもあり、2008年1月31日より国連の活動をアピールするために選出される平和大使「国連ピース・メッセンジャー」を務めています。
銃規制を訴えるデモに参加したり、最近では妻のアマルさんとドナルド・トランプ大統領の移民取り締まり政策で親から引き離された子どもたちを支援しています。
「クルーニーファウンデーション・フォー・ジャスティス」というジョージさんの財団から、移民の子どもの人権を守るために活動している団体「ヤングセンター・フォー・イミグラントチルドレンズ・ライツ」に10万ドル(約1100万円)を寄付したと伝えられています。
*ダニーの相棒「ラスティー・ライアン」役にブラッド・ピット
シャイな役から非道な悪役、セクシーな男から正統派男子まで変幻自在に演じるブラッド・ピットの作品の中でもお気に入りは、キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件を追う刑事たちの姿を描いたサイコ・サスペンスの「セブン」かな。
同じ「セブン」でも全く趣の異なる、実在したオーストリアの世界的登山家ハインリヒ・ハラーの原作を映画化した「セブンイヤーズ・イン・チベット」もすごくいいです!
ご存知でした?
ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットって、2つしか歳が違わないんです。どう見ても、ジョージさんの方が随分お兄さんに見えますけどね。
お二人の写真が同じ年のものかどうかは不明なので、この2枚で比べることはできませんが、それでも映画に出ているお二人を観ていると、どうしても2歳しか違わないようには見えないんですよねぇ。
*紅一点ダニーの妻役テスにジュリア・ロバーツ
*天才的なスリだけど、どこか小心者のライナス役がマット・デイモン
ハーバード大学出身なんですね。ハーバード大学在学中から端役で映画やテレビに出始め、結局大学は中退してしまい後にこの決断を後悔したそうです。
誰でもが入れる大学じゃあないのだから、せっかく入ったなら出ておけばよかったのに・・と、個人的な意見でした。
マット・デイモン作品では「ボーンシリーズ」が大好きです。
まあああ、豪華なキャストなんですよね、オーシャンズシリーズって。4人全員主役を張れる俳優さんですから。
ジュリア・ロバーツさんだけ妊娠中だったため、オーシャンズ13には出演していませんが、他の3人は12,13とシリーズ3作に出演しています。
*ラスベガスのホテル王であるテリー・ベネディクト役はアンディ・ガルシア
アンディ・ガルシアさんは、「アンタッチャブル」「ブラック・レイン」「ゴッドファーザーPARTⅢ」とマフィアが似合う俳優さん。オーシャンズシリーズでも、1本の髪も乱れることなくポマードで固め、派手なスーツを着ている姿がまさにカジノのホテル王ってイメージでしたわ。
11人の犯罪グループの中に、ダニーがスカウトしてきた”イエン”という曲芸師?というのかしら?が仲間に加わりますが、そのイエンを演じたシャオボー・チーは実際に北京雑技団に所属していたんですって。
どうりで身のこなしが軽やかなわけです。
あらすじ
ダニー・オーシャンが刑務所暮らしの4年間に練り上げた犯罪計画を実行する話し。舞台はラスベガス。厳重な警備とセキュリティシステムで守られた3大カジノの現金がすべて集まる巨大金庫から、1億6千万ドルもの現金を盗み出す。
ダニー・オーシャンは旧友ラスティに話を持ちかけ、この計画に必要なスペシャリストのスカウトを始める。そして、11人のメンバーで金庫を狙うが・・・
失敗は許されない計画ではあるけど、イエンが隠れていたワゴンの蓋の上に荷物が置かれ、無事イエンは脱出できるのか?とか、金庫の前でスイッチを押したら反応しない!とか、そこは不測の事態が起こりうるのが現実。
破天荒な世紀の強盗シナリオは、現実的ではないものの、人の心理の意表を突いた実行力で遂行されていく。
あっぱれ!1億6千万ドルはダニーたちの手に渡るが・・・その後の物語がオーシャンズ12に続いていきます。
2005年日本公開「オーシャンズ12」
キャスト
オーシャンズ11でご紹介したキャストは、全て出演。12ではテス(ジュリア・ロバーツ)も犯罪に加わることで、オーシャンズ12になるという仕組み。
今作で新しく加わったのが、ラスティの元恋人でユーロポールの捜査官イザベル役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ イザベルの父でもあり、ヨーロッパで活躍していた大泥棒のギャスパー・ルマークにアルバ-ト・フィニー
俳優ブルース・ウィルスが本人役でちょこっと出演しています。
あらすじ
オーシャンズ11でまんまとテリー・ベネディクトのホテル金庫から盗みだした1億6千万ドル。ところが、テリー・ベネディクトが犯罪グループ11人それぞれのところへ出向き、利息を付けて期日までに全額返せ!と言ってきます。
そこで、またオーシャンズが結成され、アメリカではばれる恐れがあるからと、アムステルダムに集結して実行に移していきますが、狙った獲物がいつも寸前で誰かに奪われ失敗の連続。
思案の末、大泥棒ギャスパー・ルマークの知恵を借りることになるものの、ルマークの弟子であるナイト・フォックスと対決することに。
ルマークが美術館から金の卵を盗み出す際、警備のために縦横無尽に張り巡らされているセンサーを踊るがごとくひらりひらりとかわしていくさまは、ちょっと現実離れしてるけど、まあそこも映画だし!と割り切ってみてしまえば面白い。
ただ、オーシャンズ12は話がかなり複雑で、オーシャンズ11が軽快で面白かったと感じていた分、最初に観たときはものすごくがっかりしたんですね。
この作品は、評価も2分していて、どうやら1回で完全に理解できるものではなく、数回観ることによって理解が深まりますます面白さが増していくらしい。
確かに、今回見直してみると、最初に感じたがっかり感はありませんでした。
11と13は、舞台がラスベガスなので、何もかもがきらびやかだけど、12は舞台がヨーロッパなので、画面に映るモノ全てに重厚感があります。11-13を続けてみると、その対比もできて興味深かったです。
2007年日本公開「オーシャンズ13」
キャスト
主要メンバーは変わらずですが、撮影時ジュリア・ロバーツさんは妊娠していたためお休み。
オーシャンズ13だけに出演しているのは、オーシャンズメンバーが敵対するホテル王のウィリー・バンク役でアル・パチーノとウィリー・バンクの秘書で実質ホテルを仕切っているアビゲイル・スポンダー役のエレン・バーキン。
しかし、オーシャンズシリーズは全編を通して、キャストの豪華さが半端ない!いったり映画1本のキャストたちの出演料総額はいくらになるのだろう?と、関係ないけど心配になっちゃいましたわ。
あらすじ
オーシャンズ12では舞台がヨーロッパに移っていましたが、13ではラスベガスに戻ってきます。
オーシャンズメンバーのルーベンが、ホテル王ウィリー・バンクとカジノホテルを建設する約束を結んでいたにもかかわらず、ウィリー・バンクに裏切られて病に倒れてしまいます。
倒れた仲間の復讐のために、オーシャンズメンバーたちが集結。
そして、メンバーたちは、高性能セキュリティコンピューターシステム「グレコ」に守られている、バンクが経営するカジノホテルを破綻させることを計画します。
世界最高のセキュリティシステム「グレコ」を強力な磁石でシャットダウンさせ、再起動まで間にカジノのゲームで客に勝たせ続けカジノを破綻させちゃおうという計画。
並行して、ウィリー・バンクが経営するホテルにやってきたホテル格付け審査員(デヴィッド・ペイマー)に、ホテルの格付けを落とさせるため、あらゆる嫌がらせをするシーンがあります。この嫌がらせも見どころ。裏を知っているからこそ、ぷぷっと笑えます。
オーシャンズはシリーズを通して、ちょっとしたドタバタがつきもの。
今作では、天才的才能のあるスリでありながら小心者のライナス(マット・デイモン)が、大きな付け鼻で飛行機から降り立ち、中国人富豪の通訳として演技する様子、付け鼻のビジュアルのまま不器用全開でスポンダー(ウィリー・バンクの秘書)の気を引くシーンは、どこから観ても怪しくておかしい。
オーシャンズ11が好きで面白いと思った方は、きっと13も好きだと思います。
2018年日本公開「オーシャンズ8」
オーシャンズシリーズでフランク役だったバーニー・マックが死去したことで「オーシャンズシリーズの続編」は作らないと、スティーヴン・ソダーバーグ監督が宣言したと伝えられています。
オーシャンズ8では、スティーヴン・ソダーバーグはプロデューサーとなり、、監督はゲイリー・ロスに。
今までのオーシャンズと同じようにオーシャンズグループによる大掛かりな犯罪であることは変わりないけど、グループのリーダーはダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)の妹デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)に。
初回作のオーシャンズ11では犯罪グループのメンバーが11人だったことで「11」となっています。
その後12→13とメンバーが増えていきますが、今回のオーシャンズ8では犯罪グループが一新。今まで男性グループだったのが、女性8名で結成され「オーシャンズ8」になったというわけです。
デビーの相棒であるルー(ケイト・ブランシェット)と共にグループを結成するメンバーをスカウトしていくところから話が始まります。
まとめ
1作目が公開になってから早16年。オーシャンズ8が話題になっていることからも、オーシャンズシリーズの人気がうかがえます。
日常とかけ離れた豪華な舞台で活躍する豪華なキャスト。
題材は「犯罪」ではあるけど、ユーモアも織り交ぜながらドタバタと完璧じゃない進み方に親近感すら抱きます。
どのシリーズもゴージャスなエンターテイメントであり、観終わったときに「悪を征す」的なすっきり感が残る作品だと思うので、お暇があったら是非全作トライしてみてください。