洋画

未公開映画「ブルーランジェリー 青い下着の女」痺れる官能?核心に触れずネタバレ感想

オーストラリアの映画で、日本では劇場未公開。DVDスルーの作品「ブルーランジェリー 青い下着の女」を鑑賞してみました。

下着屋の仕事をしていたものですから、内容は知らなかったものの、とにかくタイトルとサスペンスというところに惹かれましたね。

オーストラリアの映画と来れば、すぐに思いつくのは「マッドマックス」。好みはあるでしょうが、私の中では名作に位置しています。

ブルーランジェリーは、登場人物もセリフも少なく、最初から途中まで実に謎めいた展開でした。

サスペンスなので、核心には触れずに感想を綴ってみたいと思いますが、ネタバレは含みますことをご了承くださいませね。

作品の概要

原題:pimped
製作年:2018年
製作国:オーストラリア
監督:デビッド・バーカー
脚本:デビッド・バーカー、アニー・キナネ

誘惑したのは男、仕掛けたのは女、というキャッチコピー通り、男女が知りあって思いがけない事件が起こってしまう物語。

原題のは「pimped」は、いわゆる「ポン引き」ってことなので、そのまま日本のタイトルにしちゃったら、ちょっと「やくざ映画?」な雰囲気になっちゃいますもんね。

ブルーランジェリーというタイトルにかなりそそられて、セレクトしてみた作品です。

キャスト

誘惑した男:ルイス

ベネディクト・サミュエル

オーストラリア出身の俳優。素顔で微笑んでいるとナイスガイですが、ブルランジェリーでは屈折したナンパな色男。

ホラーは苦手なので、私は観ていないけどあの「ウォーキング・デッド」にウルフとして出演し、私の好きな海外ドラマ「ゴッサム」にはマッドハッターとして、シルクハットをかぶって登場しています。

ドラマ「GOTHAM/ゴッサム」のキャストを知るとダークナイトシリーズがもっと楽しめる

仕掛けた女:サラ

エラ・スコット・リンチ

画像引用元:Wikipedia

オーストラリア出身の女優。数多くのテレビドラマに出演しているようですが、写真が少ない!一緒に写っているのは、夫ではなく共演の俳優です。

あらすじ

予告動画を見ると「痺れる官能」と字幕が入ったいたように記憶していますが、痺れはしないかな。でも、エロティックサスペンスではあります。

女性がシャワーを浴び、出かける用意をするところで、ベッドの上にブルーのランジェリーが用意されています。これがタイトルになった元だな、きっと。

そして、女性はブルーのランジェリーを身に着け、その上にタイトなワンピースを着て出かけますが、ランジェリーが完全に隠れてはいないんですね。こうした着方が外国っぽい!

女性は、出先のバーで男性に声を掛けられます。

その男は、ルイス。ルームメイトで居候させてもらっている友人:ケニーと一緒にゲーム感覚で、色男のルイスが女性をナンパし、イケメンじゃないけど金持ちのケニーに回すというえげつないことをしております。

一方、ナンパされた女性:サラは、ルイスに付いてケニーの家にやってくるわけですが、ルイスとことに及んでいるといつの間にかケニーに入れ替わっていて、激しく動揺します。

そこで、事件が起こっちゃう。

ケニーの家の中で、ルイスとサラが探り合いながらお互いの姿を探そうとするシーンでは、ドキドキを煽る小道具がちりばめられていて、そこはかなりドキドキします。

ただ、意外とあっさり見つけちゃうんですけどね。

そこから二人はお互いに腹の探り合い、駆け引き、損得勘定に入るわけです。

そりゃそうよね。出会ったばかりで信用するほど仲が深いわけじゃない。だけど、他に頼る人はいない。さて、二人はどうするのか?

その家にいるのは3人だけ。起きてしまったことを解決するためにルイスとサラが協力し合うことになります。

その時に、サラが身に着けいてたブルーランジェリーが、印象的な使われ方をしますが、まあタイトルになるほどではないですが。

ひと仕事終えて、ケニーの家にふたりで戻ってくると、留守にしていたケニーの両親が帰宅し、そこでまた事件が起こるんですよ。

ラストシーンは、へーーーーっ!という感じの、ものすごく意外な展開になります。

感想

非常に謎めいた展開と、謎めいた人物の登場で、最初はちょっと戸惑う感じ。登場人物も少ないし、セリフも少ない。

だけどシーンは移り変わっていくので、取り合えず自分が納得できていない部分があったとしても、そのまま画面を追いつつ先に進むしかありません。

サラと会話をする名前のない女性が出てきますが、たぶんその女性はサラの分身。ルイスには見えていませんでしたもの。

分身がいるということは、サラは2重人格なんでしょうね。そう考えると、ラストシーンもうなずけます。

ただ、分身の役割が薄いようにも感じましたし、2重人格であるなら、それをもっと活用してほしかったような気もします。

サスペンスは大好物ですが、エロ系に傾きすぎているわけでもないし、サスペンスとしてはちょっと中途半端かなぁ。

ブルーランジェリーがもっとエロティックな使い方をされていたらよかったのに・・という個人的残念感も残っています。。

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