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Netflix映画「Beats/ビート 心を解き放て」ネタバレあらすじ|苦しいときは音楽を!

Netflixのオリジナル映画「Beats/ビート 心を解き放て」を鑑賞しました。

最近、Netflixで若者の葛藤や、旅立ち、友情、試練を乗り越える姿を描いた作品をよく観ているような気がします。

やっぱりいいよねぇ~。どう頑張っても、もう若者には戻れないけど、映画を観ながら自分もその世代に戻って主人公と一緒に葛藤しているような気分になれます。

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そして、観終わったとき、なんだかスッキリしたような、リセットできたような気持ちになっています。単純なのかしら?

今作「ビート 心を解き放て」の主人公:オーガストは、姉が目の前で射殺されたことがトラウマとなり、家から出られなくなってしまうんですね。

誰でもが何がしか心に傷があり、それを乗り越えて明日に、未来に向かって生きていくのだと思うけど、その辛さは本人にしかわかりません。だけど、必ず助けてくれる人がいたり、心の拠り所があったりしますよね。

オーガストの場合、それが音楽でした。

それでは、「Beats/ビート 心を解き放て」のあらすじ&感想を綴ってみたいと思います。ネタバレ含みますことをご了承くださいませね。


作品の概略

シカゴのサウスサイド。ヒップホップの才能を秘めたオーガスト・モンローは、心の病に苦しんでいた。そんな彼の閉ざされた世界を、型破りな男がこじ開けてゆく。

「Beats/ビート 心を解き放て」Netflixより

監督はコマーシャルディレクターなども務める「クリス・ロビンソン」

プロデューサーの中には、作品にも出演している「アンソニー・アンダーソン」も名を連ねています。

キャスト解説

音楽好きの青年 オーガスト・モンロー

カリル・エヴァレッジ

2001年1月6日生まれ。お姉さんと妹がいるようです。

この作品がデビュー作なのか?あちこちのサイトを巡ってみましたが、他の作品に出演したという記述は見つかりませんでした。ミュージシャンでもないようです。

過去の栄光を取り戻したい警備員 ロメロ・リース

アンソニー・アンダーソン

 

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Vanity Fair party is always a good time with good people. @jasonstatham @miguel #jonvoight @obj #johnottman @dickiev_espn @badassboz #justakidfromcompton

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ちょちょちょっと!

大好きなジェイソンさんとご一緒じゃないですかっ。パーティで会ったと書いてあります。私も行きたかった・・

アンソニー・アンダーソンは、2004年に性的暴行の事件を起こしたとされていますが、証拠不十分との理由で刑事告訴は取り下げられています。

真偽のほどはわからないけど、性的暴行で訴えられるなんて、イメージダウンも甚だしいだろうに、翌年から映画に出ているし、2006年には「ディパーテッド」、2007年には「トランスフォーマー」に出演しています。

このあたりの事情は、日本と大きく違いますね。お国柄なのか?事件の捉え方の違いなのか?デーブ・スペクターに聞いてみたいです。

作品の音楽

映画全般にタイトルにもなっているように「ビート」の効いた音楽が使われていたり、ラッパーのライブシーンやレコーディングシーンがあり、音楽が楽しめる作品。

ミュージック担当は誰?と思いまして、調べてみたところ、映画やテレビの音楽を手掛け、「Goldspot」というバンドのシンガーソングライター兼プロデューサーの「Siddhartha Khosla(シッダールタ・コースラ)」

NBCドラマの「This is us」の音楽を担当し、受賞歴もある方でした。

そして、この映画にはラッパー「デイヴ・イースト」が出演しています。スイマセン・・私は「デイヴ・イースト」を知りませんが、音楽好きな方、ヒップ・ホップが好きな方、「デイヴ・イースト」が好きな方、必見!かもです。

あ、でも「デイヴ・イースト」は歌っていません。

 

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Long Way From Public Housing… SURVIVAL🤮

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ちなみに、デイヴ・イーストさんはNYイースト・ハーレム出身で、学生時代からバスケチームに所属し、NBAからの勧誘を断って2010年からラッパーとして活動を開始したといういう経歴の持ち主。

つい先日、日本の八村塁選手が9位でNBA入りという快挙を成し遂げましたが、推定年俸4億越えという噂ですからねぇ。それを蹴って音楽を取ったということは、天職とも言えるのではないでしょうかしらん。

と・・話が大幅に逸れましたが、映画のあらすじをご紹介しなくちゃね。

あらすじ

その1 オーガスト引きこもりの原因

ある日、オーガストは仲間と地元で敵対するグループの縄張りでプラプラしていたところ、そのグループの奴らに見つかって追いかけられますが、無事、自分たちの陣地に戻り、事なきを得ます。

ホッとしていたところへ、ねーちゃんが迎えに来て、ねーちゃんが口ずさむ新曲のメロディを聞いていたところに、さっき追いかけられた敵対するグループのひとりがやってきて、ねーちゃんが撃たれオーガストも負傷。

そのことがトラウマとなり、オーガストは家から一歩も出られなくなり、完全引きこもり生活。

娘を失い、母親はオーガストとふたりだけになったことで、心配で心配で監視もルールも厳しくなり、夜の外出は禁止。

そんな中、オーガストの唯一の楽しみが音楽。ねーちゃんが使っていた様々な機器を駆使して、思いのままに曲を作っています。

その2 ぐ~たら警備員ロメロ

別居している妻:ヴァネッサが校長をしているハイスクールで、警備員として働いているロメロ。金欠で校長室へ出向き、妻に借金を申し込みます。

ヴァネッサから「不登校になっている生徒のリストから、5人登校させたらボーナスを出す」と言われ、しぶしぶ家庭訪問に出かけるロメロ。

昔は、敏腕音楽プロデューサー兼マネージャーだったロメロは、過去の栄光が忘れられず、今の自分を不甲斐なく思い、返り咲くことを夢見ているんですね。

でも、ヴァネッサにとっては「何言ってんだか、ふん。まじめに働け!」なわけです。

栄光よ、もう1度!は、決して簡単じゃありません。過去の人は、過去の人。例え、成功していた頃つるんでいた人たちに会ったところで、優しくなんて接してはもらえないわけです。

その3 オーガストとロメロの出会い

しぶしぶ家庭訪問に出かけたロメロ。オーガストの家で母:カーラから門前払いをされるものの、奥から聞こえてくるビートに心奪われ、トイレを借りるふりをしてオーガストの部屋に侵入。

でも、オーガストは突然の知らない男の訪問に、パニック発作を起こしてしまい、カーラから学校へ苦情が。

それでも、ロメロは耳に残っているオーガストが奏でていたビートが忘れられず、窓からオーガストにアタック。

発作を起こしかけたオーガストを静かに落ち着かせ、口が重いオーガストと何とか会話を交わします。

音楽というふたり共通の好物は、人の心を素早く通わせる魔法のエッセンスがしたためられているわけですよ。

最初は警戒心マックスだったオーガストも、好きな音楽についてなら質問にも素直に答えちゃう。図体はでかいのに、まるで子供のようで実にほほえましい。

その4 オーガストの才能を確信するロメロ

無名のミュージシャンを発掘してきた勘から、ロメロはオーガストの才能を確信します。そして、彼を売り出せば昔の栄光再び!と心が躍ります。

でも、オーガストはPTSDで引きこもり。そこが大きなネックになると共に、オーガスト自身も望んでいません。

「最初はカニエ・ウェストだって無名だったんだぜ、それがどーよ!今や豪邸に住んでる億万長者だぜ!」みたいなことを言って説得するんですね。

オーガストは、苦労している母を思い、少しずつ心が動かされていきます。

その5 やっぱり恋心が行動の源か

家の中にいながら、同じ時間にアラームをセットしてまで窓から見ていたのが、好きな女性:ナイヤの下校する姿。

そこに目を付けたロメロは、オーガストの作った曲をナイヤに聞かせてあげたらどうか?と提案します。ナイヤにメールでそのことを伝えると、じゃあ持ってきてという返事。

オーガストは、意を決して家から出ます。それに付きそうロメロ。歩いて行かれる距離だけど、オーガストには全てが恐怖。人も外も怖いんです。

誰にでも恐怖を感じる対象って、ありますよね。

でも、それが人に理解されにくいことだと、口に出すこともできなかったりするのに、もしバカにされたりしちゃったときには、更に恐怖心が増幅します。これ、私にも経験あるんです。

だからね、人の感情に左右される事柄、苦手な対象等、個人的な感情に絡むことに対しては、批判すべきじゃないと思っています。

ロメロは、頑張って外に出てきたオーガストをそばで励ましながら、なんとかナイヤの家に到着。ナイヤは不在でしたが、録音したCDを出てきた父親に渡すと、緊張がほぐれたのか、その場で嘔吐してしまいます。

観ているこちらも肩に力が入っちゃいましたよ。そして、頑張ったじゃん!と思いましたね。

その6 ロメロの根回し

オーガストの音楽を世の中に出そうと、ロメロは昔の仲間を訪ねますが、ブイブイ言わせていた頃、そしてそれが傾いてきた頃、ロメロがやらかしてきたことが障害となり、なかなか思うように物事が運びません。

やっぱり、自分がやらかしてきた悪行は、自分に跳ね返ってくるんですよ。必ず。

なんだ、平気じゃん、と気持ちが緩んだ頃、ガツーンと痛い思いをしたりしますから、自分の行動は後ろ指刺されないよう気を付けるべきです。

そんなロメロの本当の気持ちはどこにあるのか?自分が返り咲きたいために、オーガストを利用しているだけなのか?お金のためだけなのか?

オーガストと母親を助けたい、という気持ちがあるのか?

感想

心に傷を負うと、それを克服するのは容易ではないと思います。

オーガストの傷はとても大きい。でも、音楽という心の拠り所があり、それがきっかけとなって不登校だったものの、最後は学校に復帰できるまでになります。

大切なのは、ロメロにけしかけられて音楽でお金を稼ぐようになることじゃなくて、高校生としてのオーガストに戻ることだったんだな、と感じます。

舞台になっているシカゴのサウスサイドは、シカゴの中でも特に治安が悪く、青年犯罪が増加している地域だそうです。

母親が一生懸命働いても楽にならない生活の中、音楽で一発当ててやろう!も立派なことです。

だけど、心に傷を抱えたオーガストにとっては、それより前にやらなきゃいけないことがあったよね、それを克服してから次のステップだよね、って事だったのだと思います。

なんて言うか、物事って順番があると思うんですね。

それを一時すっ飛ばしたとしても、必ず後からすっ飛ばしたところへ戻されるような気がします。

だとしたら、自分が感じる順番通りに行動していった方が、結果的に早くたどりつけるし、間違いも少ないように思いますが、どうかしらん?

作品全体に音楽を感じる映画ですが、個人的にはオーガストのねーちゃんが口ずさんでいたメロディが、優しく美しく非常に印象的でした。

ゴリゴリの音楽好きではないけれど、音楽は落ち込んだ気分を救ってくれたいり、明るい気持ちにさせてくれたりします。

身体を動かすことも、音楽と一緒なら苦しく感じません。苦しい時こそ、音楽を!No music no lifeです。

音楽好きも映画好きも、ブラックカルチャー好きも気軽に楽しめる作品になっていると思います。

是非!