アメリカで2014年5月にスタートし、日本ではWOWOWで2015年1月から毎週火曜に放映されていた「ナイトシフト 真夜中の救命医」
シーズン4は、2019年3月からhuluで配信されていましたが、遂にファイナルです。実に残念・・・
個人的には、医療系海外ドラマで人気だった「ER緊急救命室」よりずっと好きだったんですけどねぇ。

ナイトシフトの主なキャストについては、上の記事に書きましたが、シーズン4からは新たに「ケイン」というメキシコで指導医をしていたキャストが参戦。
マッチョな濃い系イケメンです。
では、シーズン3を振り返りつつ、最終章のあらすじや感想を綴ってみたいと思いますが、ネタバレしますことをご了承くださいね。
シーズン3の振り返り
医師のスコットとジョーダンは、山火事の現場に駆け付け、負傷した女性を助けようとするが、火に囲まれて下山が困難になってしまう。
病院で肺の移植手術を受けた少女を養子にすることを決めたドリューの前に、少女の実の父親が名乗り出てきて、親権を主張し、裁判になるのか?養子として認めてもらえないかも・・という困難にぶつかっていた。
一方、サンアントニオ記念病院は、赤字が続いていることで買収問題に揺れ、スタッフは総解雇?という不安の中、みんなの期待を受け、ポールから病院を救ってほしいと頼まれた父が病院に表れる。
サンアントニオ記念病院は誰の手に渡るのか?スタッフの行く末は?
そして、「ナイトシフト」シーズン3の最終話は、シリアとトルコの国境の難民キャンプにいるTCとシドが、責任者ユスフの息子エミールの先天性股関節脱臼の手術を成功させるが、キャンプが爆撃されて負傷する。
助かったのか?それとも?という、実に歯がゆい、早く先が観たい!という場面で終了。
ジリジリと待ち焦がれていた中、やっとシーズン4がスタートしたぁぁぁってわけです。
シーズン3最終話の収束は?
解雇されたトファーは、その後事故で亡くなってしまうの。なんだか残念・・・。
火に囲まれて下山できなくなったスコットとジョーダンは、退役軍人マットの助けがあって無事下山するけど、マットは猛威を振るう火の中に残されたまま。
その後、マット救出のためにヘリを飛ばし、無事下山できて、患っていた脳腫瘍の手術も受け生還。
養子にしようと思っていた少女の実父が現われ、裁判か?!と思われたドリューも、実父がお金欲しさに過去の経歴を偽って名乗り出たことがわかり、問題解決して無事、少女を養子に迎えることができる。
キャンプの爆撃に巻き込まれたTCとシドも生きていたことが確認でき、そうなるだろうと予測してはいたけど、わかりやすくホッとしちゃった私。
ドラマって、自分の予想の確認と、予想が外れたときの驚きに面白さがあるのかしら?と感じちゃったわね。
でも、マイナス方向に予想が外れると、かなりがっかりして観る気が失せるけど、ナイトシフトはその辺の期待を裏切らないし、大きくマイナス方向にかじ取りをしないのも好きな要因かも。
最終章に加わった新たなキャスト
サンアントニオ記念病院は、他に買収されることなく、ポールの父が買い取り、再建することになったものの、責任者だったトファーは解雇。
そこで、人手が足りないサンアントニオ記念病院に新に加わったのが、臨時の看護師:ケイン・ディアス。ケインはメキシコで指導医をしていた経験を持つ優秀な医師だったことが発覚し、後に研修医として勤務することになる。
ケイン・ディアスを演じる「マーク・コンスエロス」は、メキシコ人の父親とイタリア人の母親のあいだに生まれたスペイン出身の俳優。
クールなやり手医師!って感じ。めっちゃマッチョです。医師とは関係ないか?!
後にジョーダンといい関係になっちゃうんだけど、後にジョーダンの元彼:TCがサンアントニオ記念病院に帰ってくるのね。
職場で今彼と元彼が同僚、しかも自分は上司って、やりにくくないのかな?と、思っちゃいましたけどね。
シーズン4のあらすじ&感想
新しいスタッフを迎え、ポールと父との確執も何とか解決の方向性を見出し、順調に走り出したサンアントニオ記念病院だけど、次から次へと問題を抱えた患者がやってくるのは、今までのシーズンと同じね。
右がポールのぱぱ。存在感大!しかも怖い、押しが強い。日本で言えば、頑固おやじ的な?でも、結局は息子に尊敬されたいし、認められたくて尊大な態度をとっちゃってるという子供じみた心理。
ジョーダンの企画やスタッフの協力の元、サンアントニオ記念病院は退役軍人に特化した病院作りに方向性をシフトし、様々な退役軍人・現役軍人が訪れるわけ。
ある日、軍での経歴を詐称して政治家になった人物と、ドリューやTCがトラブルを起こすんだけど、その人物を告発すれば、軌道に乗った退役軍人のための病院経営がまた傾いてしまうという悩ましい状況に。
そこで二人はその人物と取引をして、失明の危機が迫っている女性を、そいつのスタッフにしてもらうという約束を取り付けて助けるわけ。知恵絞るよねぇ~、素晴らしいオチです!
経歴を偽って自分を大きく魅せよう、箔を付けようとしたって、結局どこかで必ずバレるし、バレたときにはとんでもなくかっこ悪いから、今ある自分を等身大で評価してもらうことがイチバン価値あること!と私は思うけどねぇ
またある日は、ホテルの火災に気付いた消防士テッドの機転で従業員たちを避難させ、英雄視されていたものの、幼児性愛者だったという事実を隠すために少女を部屋に置き去りにしていたことがわかっちゃうわけ。
こいつよ!こいつ!くそ野郎なテッド。これで助かったとしても、後々良心の呵責に耐え切れなくなるのにね。その時、自分だけは助かろう、恥ずかしい趣味を知られたくない、という保身でいっぱいいっぱいだった小さなオトコよ。
妻も幼い子供もいるテッドが、英雄からクズへと奈落の底へ落ち、家族もいる中での逮捕。当たり前な結果ね。悪事は暴かれるのよ。
一方ドリューは、養子に迎えたブリアナを母に会わせるために乗り込んだ機中で、帝王切開の出産に挑むことになる。無事出産は済み、サンアントニオ記念病院へ到着したドリューと母。そこでドリューの母は、ブリアナと初対面。
「おばあちゃん!」と言って、ドリューの母の胸に飛び込むブリアナの姿に、ちょっと涙がじんわりしちゃったわ。右の手前がおばあちゃんね。
一方、難民キャンプに勤務していたTCは、シリアにとどまり、腹部にロケット弾が刺さった兵士を助けたり大活躍しながらも、ちゃっかり現地でもメイクラブは忘れない!というモテ男ぶりを発揮しているわけ。
後にTCは、トファーの遺言を実行するため帰国し、ジョーダンとも再会。ところがジョーダンは、ケインといい仲になっているわけで・・・まあ、そこはみんな自立した大人だし、それぞれが憎みあっているわけでも、トラブルを残したままなわけでもないから、特別なことは起こらないけどね。
などなど、家族のようなスタッフが支えているサンアントニオ記念病院を舞台に、毎回目新しい題材をストーリーにぶち込んできて、飽きることなく楽しみにしている海外ドラマのひとつだったから、最終章を迎えちゃったのは残念でならないわ。
まとめ
痛そうだったり、苦しそうだったりする場面を見ると、ああ健康でよかった!という非常にありきたりな幸せに浸りつつ毎回見ているけど、ナイトシフトは、世の中で問題になっている様々な出来事をさりげなくストーリーに盛り込んでいるのね。
身近で戦争は起こってないし、日本に軍人はいないけど、同じ地球上で、今でも戦争が続いていること、アメリカの軍人が戦うことで日本も守られている側面があること、それはいつでも非常に危険な任務であること、を知るべきだなぁとは思うかな。
ドラマの中にあった退役軍人の葬儀の際には、エキストラに本当の退役軍人に敬意を払って出演をお願いした、と字幕が入っていたわ。
実際、会ったこともないのに、トファーが事故で亡くなったという設定でドラマに出てこなくなると、なんだかとても寂しくなっちゃうし、実の子ではないブリアナをドリューが本当に愛していると感じられる場面では、その愛情深さで温かい気持ちさせられるし
どっぷりとドラマに浸って楽しめる時間は、至福の時だわね。
残念ながら「ナイトシフト 真夜中の救命医」は終わっちゃったけど、きっとまたワクワクするような面白いドラマが見つかるだろうと期待しているわけ。
何か見つかったら、またご報告するわ。