Netflixオリジナルおすすめドラマ

Netflixドラマ「クリミナル」は4か国が同じ尋問室での聴取が興味深い!ネタバレ感想イギリス編

なるほど!Netflixのようなワールドワイドに展開している配信サービスだと、こーゆーこともできるんだ!と非常に興味深く鑑賞したのが、Netflixオリジナルドラマの「Criminal/クリミナル」

イギリス編・スペイン編・フランス編・ドイツ編とあって、全て舞台は尋問室。外へは出ない。

国が違っても同じ仕様の尋問室で、取り調べに当たる刑事はもちろん違うし、扱う事件も異なります。

尋問室を取り巻く人間関係も様々ですが、ひとつだけ共通しているかもと感じたのが、女性の幹部とその人たちの活躍ぶり。

今はもう警察だろうが、どんな職場においても女性を外してなんて描いてられない時代になりましたし、女性をどんなふうに上手に使うかってとこがキモのようにも思うんですね。

007だったダニエル・クレイグの後を引き継ぐのも、決まったときにみんなが「あっ?!」と驚いたであろうマリア・マンボーでしたから。

このドラマ、とにかく「面白い!」

事件系の尋問室でのドラマなので、事件の核心には触れずに書いてみますね。容疑者はそんなネタを隠していたのかっ!は、観てのお楽しみってことで!


「Criminal/クリミナル」作品の概略

3件の凶悪犯罪の被疑者から自白を引き出そうとするロンドン警察の捜査官たち。閉ざされた尋問室の中、3人の被疑者を相手に、緊迫した心理戦が展開していく。

パリの取調室で向かい合う刑事と容疑者が、巧妙なダンスを踊るかのごとくせめぎ合いを続けるうち、感情と秘密が露呈し始め、ついには事件の全容が明らかになる。

取調室で繰り広げられる刑事と容疑者のいたちごっこ。ルールを破ることもいとわず、身の危険も顧みず仕掛ける駆け引きはすべて、真実を暴くため。

Netflixより

Criminalとは「犯罪の、刑事上の、犯罪的な」を意味しています。

イギリス・フランス・ドイツ・スペインの4か国が、全く同じ尋問室を設定し、3つの事件の容疑者を尋問するだけのドラマですが、これが!実に面白い!

ドラマは全て、尋問室とそれを聴取している隣の部屋、部屋の外のエレベーターホール、そこだけで展開されています。

ひとつのエピソードにひとつの事件とひとりの参考人。

尋問する捜査官は時々交代しますが、最初のうちは余裕を感じられる参考人も手を変え品を変えて質問されるうち、表情や言葉使い、態度に変化が出てきます。

その変化と、最後のどんでん返し、事件の真相に至るまでの駆け引きがものすごく興味深いドラマになっています。

同じ尋問室を設定しつつ、お国柄が出ているこうしたドラマを作れるのもNetflixならではなのでは。

クリミナル:イギリス編の感想

エピソード1

エピソード1は、養女への性的虐待と殺害の容疑で取り調べを受ける医師エドガー。コイツ、何を聞かれても「ノーコメント」しか言わなくて若干イライラしてくるんですね。

でも、視聴者がイライラするってことは、取り調べをしている刑事もイライラするかもしれないわけで、もしかするとそれを狙っている?

いや、刑事は私のような凡人じゃなくて、尋問室のメンバーはえりすぐりらしいから、そんな小手先のテクニックじゃイライラしない?かもですね。

取り調べには制限時間があるから、容疑者の「ノーコメント」だけが空しく響き、刻々と終了時間が迫ってきます。

ただ、警察だってなんとなぁーく捕まえてみた、というわけじゃないから、そいつを尋問するに至った材料は手の内にあるわけです。

その材料をどれだけ有効に切り札として示せるか、ノーコメントとしか言わない容疑者の心のスキを突くことができるかという勝負なんです。

もう時間切れだ!と誰もが思った頃、容疑者は突然話しだし、こんな根拠があって自分は犯人ではない、と主張します。

それを聞いていると、あれ?もしかしたらコイツは犯人じゃない?釈放されるのか?と思うんだけど、警察だって勝負をかけるだけの隠しネタを最後の最後に持ってくるんだなぁ

なかなかの隠し玉です。しかし!ムカつくヤツでしたよ、エドガーは。

エピソード2

エピソード2は、妹の恋人に対する毒殺未遂容疑で尋問を受けるステイシー。

髪をピンクに染め、攻撃的だったステイシーは、取り調べの中で妹の恋人をスコッチに殺鼠剤を混入して殺害したと自白します。

ここ!ビールやワインじゃなくて、「スコッチ」ってのがイギリスらしくて、細かい仕込みが嬉しかったりします。

攻撃的だったのに、割とあっさり自白したことに、捜査官は何か裏があるのでは?と疑うんですね。

自白の内容には、特に怪しい点も辻褄が合わない点もないように感じたけど、捜査官は何か隠していると感じるからすごいです。

ステイシーは、ある秘密を抱えていて、それに対して罪悪感と責任を感じているんです。このステイシーの秘密ってのは、リアルにあるだろうなぁと思います。

人の生活って、欲望との戦い。遊びたいけど勉強しなくちゃいけないとか、さぼりたいけど仕事しなくちゃいけないとか、こんな男とは付き合わない方がいいとわかっていても別れられないとか。

最後にステイシーは、その秘密を打ち明けるんだけど、仮にステイシーが罪に問われなかったとしても、一生自分のやらかしたことを悔いて生きていくんだろうなぁと思います。

一時の欲望に身を任せると、とんでもないことになる可能生もあるよ、という教訓でもあります。と、私は感じたかな。

エピソード3

エピソード3は、移民を乗せたままのトラックを放置したことが疑われている運転手のジェイ。

3つのエピソードの中では、これが一番好きだったかも。大きな体のいかにもトラックの運ちゃん、という感じのジェイ。

一見強面ですが、ジェイは自分の家族を守りたい、だけどトラックにいるであろう移民の子どもたちのことも気にかかる、というところで苦悩する様が繊細に表情に現れるんです。

ジェイだって、やりたかったわけじゃない、だけど貧しい暮らしを少しでも豊かにしたくて、報酬につられてしまうわけです。

そうした犯罪って、世の中に山のようにあると思うんですね。

いつものごとく、少し話は逸れますが、未来世紀ジパングという番組で「人身売買」について東南アジアを取材していて、仲介人は自分のしていることに対する罪悪感には目を背け、お金のために請け負うんです。

もちろん、いくら報酬が高額であろうと、犯罪に関わることは許されないことだけど、問題の根っ子は貧困にもあるわけですよね。

ジェイも同じです。

寒さの中、トラックに閉じ込められている移民は、食料も水もなく、生きるか死ぬかは時間との戦いです。

尋問室の鏡の向こう側には、捜査官の他に移民たちを救出すべく、ジェイがトラックの位置を話してくれるのを待っている部隊も待機しています。

チッチッチッ・・・時間は過ぎていきます。体力のない子供は耐えられないかもしれない、そんな緊迫感も迫ってきます。

さて、ジェイはどうするでしょうか?

まとめ

尋問室のボスを演じるのは、イギリスの女優キャサリン・ケリー。かっこいいんです!

責任は私が取るわよ、文句ある?!と言ったかどうかは・・・定かではありませんが、そんなオーラをビシバシ感じます。

スタイルもよく、パンツスーツがとっても似合うんですね。

ヨーロッパ編しかないけど、個人的にはアメリカ編とかメキシコ編も観てみたいし、日本編ってのも興味ありますねぇ~。日本編もボスは女性にしてほしいかも。

だとしたら、誰がいいですかね?

うーーーーん、天海祐希さん?『緊急取調室』の影響か。じゃあ、篠原涼子さん?あ、これも『アンフェア』の影響かも。

ということを考えている時間もまた楽しいです!

人って、ある秘密を抱えていたとして、誰になら話せるか、と問われたら、やっぱり信用できる人ですよね。

きっと犯罪者が刑事に対して自白するのも、脅されたり恫喝されたりする時より、この人になら話してもいいかな、という信頼感が生まれたときなんじゃないか?なんてことも感じました。

駆け引きしながらも自分の言葉に責任を持たなくちゃいけない刑事の尋問が、興味深いドラマにもなっているので、事件系ドラマがお好きな方にはおススメです!

画像引用元:IMDb