歳を取るといらないもの、使わないものが増えてくる。
若いころは欲しかったものにも、興味がなくなったりする。
着物好きだった母の大量の着物や、バブルの頃に買ってもらった毛皮がクローゼットに眠ったまま。
よし!これを処分しよう!と思い立ち、出張買取業者に連絡をしてみました。
まずは、テレビで見たことがある「福ちゃん」に着物。次にネットで調べた「ザ・ゴールド」に毛皮を買い取ってもらいました。
驚愕の現実の値段と感想を口コミします。
出張買取に着物と毛皮を買い取ってもらった
まずは着物から。実家に行って、大量の着物を自宅に移動。
帯や浴衣、着物用のコート、長襦袢、祖父が着ていた男性用の着物もありました。
福ちゃんに連絡をしたのは、テレビで中尾彬夫妻のCMを目にしていたから。それだけの理由です。
自宅に来てくれたのは、20代の男性社員の方でした。
とても丁寧な対応で感じよかったです。
その時に、毛皮も出してみたんだけど、夏だったこともありミンクのロングコートでも1,000円にはならないかも、と言われ引っ込めました。
で、やむなく引っ込めたミンクのコートでしたが、やっぱり着ないしクローゼットの中で幅を取るので邪魔。
寒い季節になったので、ここらで再挑戦!と、次はネットで「毛皮買取」で検索して、選んだのが「ザ・ゴールド」
「バイセル」にも買取希望メールを送ってみましたが、「できれば返信は電話でなくメールでお願いしたい」と書き添えたところ返信はなし。
というわけで、毛皮はザ・ゴールドに査定してもらいました。
今回も、20代の男性社員。同じように丁寧な対応で感じよかったので、そこはどちらもしっかりしている印象でした。
現実を口コミ
着物
写真を撮ってなかったのですが、多分全部合わせて50点くらいはあったと思います。
買い取ってもらえるのは、浴衣も含め着物と帯だけ。
着物用のコート「道行」や羽織、長襦袢は買い取り対象外だそうです。
買取金額が総額で10数万円になりました!的なネット広告も見かけたことがあったけど、現実は非常に厳しい。
50点ほどの中から、確か30数点を引き取ってもらって11,000円ほどでした。
それほど高価な着物はなかったものの、加賀友禅や絞りもあったけど、1枚につき300円ちょっとという計算。
がっかりしたけど、持っていても使わないので買い取ってもらいました。
引き取られた着物や帯は、京都などで貸衣装として使われるそうです。
使ってくれる先があるなら、着物たちも浮かばれますものね。
毛皮
福ちゃんに来てもらったときは、先にも書いたように夏だったため、需要がないから安くなると言われたので、12月にザ・ゴールドで再挑戦。
それがこのミンク。
黒はSAGAミンクのロング、紫はハーフです。
特に傷もないし、綺麗なままで保管してありましたが、ロングが6,000円。ハーフが4,000円でした。
毛皮はオークションにかけられ、多くが中国人バイヤーに買い取られるそうです。
他にフォックスやムートンもありましたが、値段が付いたのはこの2点だけ。
後日、ムートンはBookoffに持って行ったところ、3,000円で引き取ってもらえたんですね。
ミンクとムートンは、数倍の値段の違いがあったのに、1,000円差ってのは・・・ちょっと寂しいですけどね。
営業さん曰く「需要があれば値段が付くけど、毛皮は年々需要がなくなっているから、今後もっと値段が付きにくくなる」とのこと。
セーブルやチンチラで、やっと10,000円ほどの価格がつく程度らしいです。
だから、今手放そうか迷っている人がいたら、早い方がいいかも、と思います。
断ることも戻してもらうことも可能
買い取ってもらったけど、やっぱり手元に置いておきたい、と思った場合、どちらの業者もクーリングオフ制度が導入されているので、1週間以内に連絡すれば戻してもらうことも可能です。
他にも、ゴールドなのかメッキなのかわからなくなったアクセサリーを鑑定してもらうこともできます。
鑑定の結果、手放すか手元に置いておくかは、こちらの判断ですし、全然強制はされません。
世間話をしている中で、穏やかに商談できます。
ザ・ゴールドの営業さんに着物が1点300円程度だった話をすると、それくらいが相場だと言われたので、どこの業者でもあまり変わらないのだろうと思いました。
まとめ
私は、いろんな業者に査定をしてもらい、価格を比べて判断するのが面倒だったので1社で決めました。
着物のときは、使っていない時計。毛皮の時は、小さなゴールドのアクセサリーを一緒に買い取ってもらいました。
一番高かったのは、ロレックスの時計。今は、ゴールドが高値なので、使っていないアクセサリーも手放し時だと思います。
歳を取ると、高価なものを持っている意味がなくなってくるし、荷物は少ない方がいいと感じるようになっています。
服は、いずれゴミになります。
服は、自己表現。だからこそ、個性に合ったものが欲しい。でも、数はいらないし、なるべく長く大切に着ようと思いました。
ずいぶん前に、1年間服を買わないでみようと挑戦したことがあるんですね。
無事、1年間やり遂げましたが、特に不便はなかった。
少しクローゼットが空いたので、あまり増やさないよう努力してみようと思っています。
出張買取を検討している方の参考になれば、嬉しいです。
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