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Netflixおすすめ映画「トリプルフロンティア」ネタバレ感想/2億5千万ドルはどうなる?

Netflixは、他の動画配信サイトと比べて、決して新作導入が早いわけじゃないけど、オリジナル作品が続々投入されるところが魅力。

前知識があったわけでもなく、Netflixにスイッチを入れたら「トリプルフロンティア」が流れていて、そのまま見ただけだったけど、これは面白い!

個人的にはすごく好きでしたね。

汗と泥にまみれ、男臭さがが漂ってくるTHEオトコ祭りの映像が続きます。とは言え、女子が喜ぶようなオトコ祭りなわけではないのであしからず。

次はどうなる? それやっちゃ、後が困るだろ!と夢中で観ちゃった犯罪サスペンス系の作品。

またまた麻薬カルテルの話しではあるけど、切り口がちょっと違うところが面白いです。感想はネタバレしていますことをご了承くださいね。

作品の概略

南米の麻薬王から大金を奪う計画を立てた元特殊部隊の兵士たち。綿密な計画を立て実行するが、次々と不測の事態に襲われる。

共に戦ってきた強い絆で結ばれている5人の男たちは、その不測の事態の中で絆が試される。強奪した大金は?彼らの絆は?

ベン・アフレック

 

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Movie #5 with this legend – Rich Cetrone. Grateful to work with such incredible people. #stuntdouble

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軍隊特殊部隊で活躍してきた元軍人トムの役。

退役後は定職にも就けず、離婚して独り身。娘の学校の送り迎えをしながら漫然と暮らしていたところに、軍人時代の仲間:サンティアゴから麻薬王の資金強奪作戦を持ち掛けられます。

ベン・アフレックは、多くの作品に出演していますが、個人的にすごく印象に残っているのは、1979年のイランアメリカ大使館人質事件で起こった「カナダの策謀」を描いている「アルゴ」

ベン・アフレック監督作品の3作目で主演も務め、製作がジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロヴ、ベン・アフレック。第85回アカデミー賞でジョージ・クルーニーらと共に、この作品でアカデミー作品賞を受賞。

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日本にいるとわからないことや、群集心理の恐ろしさや、いろんなことを感じる映画です。おススメ!

話しは逸れましたが、ベン・アフレックね。彼は、実際にアルコールとギャンブルの依存症と闘っています。それが原因で離婚に至ったとも言われています。

「アリー スター誕生」でステキな歌声を披露していたブラッドリー・クーパーもアルコール依存に苦しんだと言いますから、様々な役柄を演じる俳優業は精神的負担も大きいのでしょうが、全ての俳優が依存症ってわけでもないしね。

何かに依存しちゃうと、そこから抜け出すのは至難の業。依存しない心を育てていきたいものです。

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ありゃ、また話は逸れちゃったけど、そんな数々の素敵な作品を残してきたベン・アフレックですが、Netflixのオリジナル作品は、ちょっと作ってみる?的な軽いノリで作られた作品ではなく、脚本も俳優も監督も一流なので非常に見応えがあります。

今作もそのひとつと感じました。

「トリプルフロンティア」とは?


画像引用元:reddit

フロンティアとは、国境線を意味しますが、「アルゼンチンとブラジルとパラグアイが合流する境界エリア」のコト。

なるほど!恐ろしく危険なところ、って感じしますよね?今回の映画は、正に麻薬王が麻薬売買で得た莫大な資金を隠しているジャングルの中の住居がそのあたり、ってことですね。

強盗計画を持ち掛けたサンティアゴは、麻薬王ロレアが全ての財産を自宅に隠し持っているという情報を、事前にロレアの手下としてお金の運搬をしている女性から得ていました。

ロケ地の空撮が素晴らしい!

画像引用元:IMDb

ロケ地は、ハワイとコロンビア。鬱蒼としたジャングルやコロンビアの街を空撮した映像が随所に差し込まれていますが、その美しいこと!

空撮の技術が進んだからこそ、こうした映像が楽しめる作品が増えるのは嬉しいことです。

画像引用元:IMDb

感想

その1 オトコ祭りが出来上がるまで

画像引用元:IMDb

サンティアゴが強奪作戦を持ち掛けたのが、特殊部隊で共に戦ってきた仲間たち。それぞれに今の生活があるものの、みんななんとなくくすぶっています。

サンティアゴもトムも、負傷の傷は心身ともに癒えていないし、退役しても軍人だった頃に戦った記憶は消えていません。

だからこそ、最初は作戦に否定的だったし、国家のために戦うという任務はなくただの強盗だ、と悩むんですね。だけど、大金を得た自分を想像し、また昔の仲間と一緒に作戦を実行することにある種の高揚感も持ってしまうわけです。

そして、5人のオトコ祭りが結成されます。サンティアゴがコンテナに隠してあった武器を手にすると、それぞれの高揚感が伝わってきちゃうんですね。

闘うことは、彼らにとってひとつの生きている証になっていたのかもしれません。

その2 壁に埋まった大金

ロレアの手下の女性から得た「家が金庫、ロレアは銀行も信用していない」という情報を基に、5人でロレアの家族が教会に出向いている隙を狙って侵入します。彼らは、殺すのはロレアだけ、他を殺してはならない、というルールを作っていました。

屋敷には見張り役も少なく、容易に侵入できちゃう。ここは、えっ?そんなに簡単なの?とは思っちゃうんだけど、ここから後の方がストーリーのメインになるから、侵入部分は軽く流す・・・って感じでしょうか。

5人でくまなく屋敷を探すも、お金は見つかりません。女が垂れ込んだかっ!お金は移動されたかっ!と思ったところ、ペンキの匂いが残っていることがヒントになり壁をぶち壊してみると・・・

ひゃー!そこには、壁一面が、びっしりと札束で埋められていました。出るわ!出るわ!!!ざっくざくです。その様子に興奮しすぎて、分刻みで計画していたにも関わらず、お金を袋に詰めることに夢中になり、教会から人が戻ってきてしまいます。

結局、殺すのはロレアだけ、と決めていたルールはあっさり撤回され、ド派手に銃を連射して逃走用の車に乗り込みます。

計画通りに脱出していれば、殺さなくても済んだのに・・・と思っちゃいますよねぇ。欲に目がくらんじゃったんだな。それでも2億5千万ドルもの大金をせしめます。

その3 2億5千万ドル共にサバイバル

画像引用元:IMDb

車を走らせ、ヘリを待たせてある場所へ。大金はヘリにぶら下げ運ぶ予定が、欲張ったもんで重量オーバー。それでもオトコたちは、そのまま大金をぶら下げてヘリを飛ばしちゃうんだな。

そこで少し減らせばよかったのに、案の定、アンデスの山を超えられずヘリは不時着。あーあ、欲を出すからだよ!

2億5千万ドルが例え半分になったとしても1億2500万ドル、5人で分けてもひとり2500万ドルでしょ。日本円にしたら、約27億円強ですよっ!使いきれないほどの金額ですもん。

で、不時着したところには、小さな村があって、落ちてきた荷物を囲んで村人がざわざわしてる中、あろうことかトムは村人を撃ってしまいます。

そこで村長に詫びを入れ、大金を支払い、ラバを手に入れ、ラバにお金を積んで山を越え船が待っている海を目指します。

だけど、悪いことをすればやっぱりバチは当たるんです。殺された村人の家族によって、旅の途中でトムは撃たれ死亡。

その時、仲間の絆が危うくなります。それぞれに仲間のことは思っているけど、成功したかに思えた計画がグダグダになったことで、誰かに責任を押し付けたくなっちゃうんですね。

まあ、その心理は誰にでもあるものだけど・・・。

その4 結末に再び絆を感じる

画像引用元:IMDb

そんなこんなを乗り越え、5人は海を目指すものの、結局100キロもある大金を運びきれず、最後はひとりひとりが担げるだけのお金をリュックに詰めて運ぶことになり、残りは山のクレバスに捨てていきます。

ほら、やっぱりそうなっちゃうじゃん。

帰国したトム以外の4人は、分けたお金をトムの遺族基金に全て寄付し解散。

強烈なサバイバルをしたにも関わらず、一銭も手にすることなく解散したかつての仲間たちにとって、もしかしたら必要だったのは大金ではなくて、仲間たちとの絆を確かめ合える瞬間だったのかな、とも思った結末でした。

最後の最後に、サンティアゴは緯度と経度が記されたメモを仲間のひとりから手渡されます。

その場所に再び彼らが集うことはあるのか?という、余韻を持たせた結末でした。

まとめ

題材としては、南米麻薬カルテルの資金を強奪する元特殊工作員チーム、と言うことだけど、ストーリーの軸は仲間と共にサバイバルしつつ大金を運ぶ過程が描かれた作品でした。

強固に感じられた絆が、サバイバルの過程で崩壊しちゃうのか?と思いきや、きちんと仲間を思う気持ちが残っていたことに私はホッとしました。

でも、結局苦労したものの大金を手にすることはできなかったのは、例えそれが麻薬王の悪事によるお金だったとしても、人の物であり、たくさんの人を犠牲にした結果得たものだったからですよね。

あぶく銭身に付かず、って言うじゃないですか。美味しい話もないんです。

ということがよぉーくわかったので、コツコツ働こう!と思いました。