Netflixのオリジナルドラマ「WHAT / IF 選択の連鎖」のシーズン1を全話鑑賞しました。
全方位からサスペンス要素をぶち込み、かなりドキドキする展開になっていて、最終話はきっちりとシーズン2に対する期待感も煽り、見応えもあり面白いドラマでした。
がっ!
最初は、1・2話だけ観て放置していた作品でもありましてね、その理由は、主人公のリサが新婚さんで、夫とのイチャイチャシーンが多すぎでウザい!と感じたからなんです。
こうした現象は、アメリカ映画やドラマだと仕方ないのかもしれませんね、と思い直して、また3話から観てみると、イチャイチャシーンは相変わらずでしたが、サスペンス要素の盛り上がりに気持ちを持っていかれましたね。
その後は、一気に鑑賞しました。サスペンスドラマがお好きな方にはおススメです。
次から次に襲ってくるトラブルに向かう、個性的なキャストたちをご紹介したいと思います。確信には触れないよう紹介いたしますが、若干のネタバレを含みますことをご了承くださいね。
Contents
作品の概要
医薬品開発に夢をかける科学者の妻とその夫。運転資金が底をついた時、謎の女投資家から提示された巨額の出資。夢のようなオファーが、人生の歯車を狂わせる。
キャスト
謎の投資家:アン・モンゴメリー
レネー・ゼルウィガー
日本では「ブリジット・ジョーンズ」でおなじみの女優さんですが、ブリジットとはがらりとイメージの違う役柄で、TVドラマシリーズへの出演は今作が初めてだそうです。
金髪のボブヘアーからのぞくうっすらとした微笑みが、セクシーでもあり、悪だくみが隠れているようでもあり、実に謎めいた雰囲気を醸し出しています。
過去の経歴が一切わからない、謎の億万長者で投資家。ひと晩、リサの夫であるショーンを借りることを条件に、リサが開発した医薬品への投資をオファー。
1969年生まれのレネー・ゼルウィガーさん、女優だし、役柄は億万長者の投資家なので、お手入れは隅々まで怠りないとは思うけど、露出している服を着ても年齢を感じさせないシェイプされたボディは、ピカピカと艶もあり完璧です。
うらやましい・・・
セレブ住居の趣味のいいインテリアも、海外ドラマの楽しみのひとつですが、アンも抜群に景色のいいタワーマンションのメゾネットにひとりで住まい。
奔放な母親の影響、過去に体験したことがトラウマになっていて、独特な価値観の持ち主。
医薬品開発をしている科学者:リサ・ドノヴァン
ジェーン・レヴィ
1989年12月29日、カリフォルニア州ロサンゼルス出身。映画「死霊のはらわた」ドラマ「ツイン・ピークス」などに出演。
妹を病気で亡くしたことがきっかけとなり、医薬品の開発を手掛けていて、友人:キャシディと共に会社を立ち上げたものの、資金調達に行き詰まり会社は倒産寸前。
そんな時アンが現われ、夫:ショーンをひと晩貸してくれたら、会社に投資すると言われ、夫婦で話し合った結果、アンのオファーを受けることにします。
非常に優秀なリサなんだけど、ショーンのことになると乙女になっちゃうところが、ちょっとイライラしちゃう。
ま、若いし新婚だし、仕方ないか、と思って観てるけど、イチャイチャ全開にやや胸やけ。
アンの投資を受け、リサの会社は窮地を脱しますが、次第にショーンと共にアンの野望に巻き込まれていきます。
リサの夫:ショーン
ブレイク・ジェンナー
1992年8月27日、マイアミ出身。ドラマ「Glee/グリー」や映画「アメリカン・アニマルズ」等に出演。
元野球選手で、引退後は親友のテッドと一緒に、救命士として働きながら消防士を目指しているショーン。
優しく逞しいショーンに首ったけなリサですが、実はショーンにはリサに伝えていない暗い過去があり、それを隠していることが大きな障害になっていきます。
ショーンを観ていると、ウソはウソを招き、自分がついたウソに縛られていくことがよぉーくわかります。
リサの親友:キャシディ
ダニエラ・ピネダ
1987年2月20日、アメリカ生まれ。 YouTubeにアップしていた自作自演の動画が、タレントマネジャーの目に留まり女優業に転身。ドラマ「HOMELAND」でデビュー。
リサの親友で、リサの会社「エミジェン」のCFOでもあり、リサからは天才と称されているが、アンの陰謀に巻き込まれ「エミジェン」は追い出されてしまう。
だけど、追い出されただけですっこんでいるわけはなく、素性の知れないアンを調べていくうちに、大けがをしてしまいます。
ショーンの親友:トッド
キース・パワーズ
1992年8月22日、カリフォルニア出身。モデル出身で、20114年のミラノメンズファッションウィークでは、カルバンクラインのモデルを務めています。
西海岸が生んだヒップホップグループ「N.W.A.」のグループ結成から解散、その後を描いた伝記映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」、Netflix映画「REALITY HIGH」にも出演。
ものすごく個人的な感想ですが、キース・パワーズさん実に整った美しいお顔立ち!好みもありますけどね。その昔、初めてデンゼル・ワシントンをスクリーンで観たとき、なんて聡明な印象の黒人なんでしょう!と思ったんですね。
それ以来の感動かもしれません。
キースさんは、斜め横前からのアングルがとても美しい!!個人的に、今後の活躍を期待したい俳優さんです。
で、キースさんが演じるのは、リサの夫:ショーンの学生時代からの親友。とても明るく前向きな性格。
同級生だったアンジェラと結婚し、幸せな毎日・・・だったはずが、アンジェラのちょっとした秘密がきっかけで、奈落の底に落ちる体験をします。
トッドの妻:アンジェラ
サマンサ・マリエ・ウェア
苦労して外科の研修医となったアンジェラだったけど、ちょっとした過ちがきっかけとなり、トッドと共にトラブルに巻き込まれてしまいます。
優秀な研修医として外科部長に目を掛けられていたものの、一転、トラブルに巻き込まれたことで、病院での待遇も手のひら返し。
世の中って、理不尽がまかり通ることもあるし、ちょっとした過ちがきっかけで、今までの幸せがガラガラと崩れ落ちることもあるので注意しなくちゃ!と思いますよぉ
リサの兄:マルコス
フアン・カスターノ
1996年生まれ、テキサス出身。映画「ワンダフル!ウエディング」「サブミッション/Submission」に出演。
弁護士のマルコスは、ゲイのパートナー:ライオネルと暮らしています。真面目で真っすぐな性格。なんかね、表情がとても柔和でかわいらしいんです。
幼少期に意図したわけじゃないにしろ、大きな事件を起こしてしまったことで心に闇を抱え、それを解放できないまま大人になったことで苦しんでいます。
パートナーのライオネルにも打ち明けられず、ライオネルはマルコスに壁を感じていましたが、後半でその壁をぶち破る出来事が。
人は壁を作っていると、親しい相手にはそれがなんとなく伝わるんだな、ということを感じます。
外科部長:イアン
デイヴ・アナブル
1979年、NY出身。ドラマ出演多数。
実は上の写真が、ドクター・イアンなのか、下の執事:フォスターなのか?わからなくなっちゃったんですよ。多分、イアンだと思うんですけど・・。
外科部長を務めているイアンは、アンジェラの上司。腕も確かで部下からは、信頼と尊敬を得ていたドクターでしたが、実は恐ろしい裏の顔があります。
この裏の顔の餌食になったのが、トッドとアンジェア。イアンに追い詰められるシーンは、椅子の上いつの間にか正座していましたさ。
恐ろしいというより、自分勝手で狡猾で、そこに無茶苦茶腹立ちます。
でも、外科部長らしくナイスミドルなんですけどね。イアンの裏の顔が作られたことにも訳があって、そこもきっちりとわかるようになっています。
やっぱり、キャラクターの個性がどのように培われたのか?という部分がわかった方が、よりドラマに入っていけるので重要です。
アンの執事:フォスター
ルイス・ハースタム
1956年、ルイジアナ出身。
アン自身がスカウトしてきた運転手でもあり、秘書的存在でもあり、何でもこなすフォスターは、要所要所で重要な役割をこなしています。
アンに恩義は感じているものの、その破天荒な考え方や行動には、口には出さないけど批判的な気持ちもあり、アンと敵対する立場の者を助けたりもします。
フォスターも過去に大きな事件を起こした経歴があり、最終話では、アンとの特別な関係が明るみに出ます。
まとめ
以上、紹介したキャストはリサの親友:キャシディ以外、全ての人物が過去になにがしかの問題や闇や秘密を抱えています。
リサも幼いときに両親が亡くなり、それでマルコスの両親に引き取られ兄弟になったという経緯があります。
誰でも長い間生きてくれば、人に知られたくないことや、何かがきっかけで言いたくない闇を抱えちゃったりしますよね。
このドラマでは、がっつりとそんな人たちが集まっています。そして、次から次へとトラブルがやってきます。
概ね、破天荒なアンが絡んでるんですけどね。
きっとアンの仕業だな、と思っていても、それがどのような展開を見せるのか、続きが気になって追いかけるように観てしまいます。
個人的にはサイテーだと思ったけど、最高な演出だったのは、ドクターイアンでした。
人間て、失敗しながら学んでいく生き物だし、自分が経験しないとなかなか実感できないものだけど、自分がやらかしていることも、ちょっと方向性を間違えばトンデモないことになる可能性があるのかも、と薄ら恐ろしくなります。
イチャイチャがウザいけど、サスペンス好きな方にはおススメのドラマです。
シーズン2へ続くようですが、今のところシーズン2の制作が始まった噂はありません。情報をキャッチしましたら、こちらに追記いたしますね。