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Netflix映画「ロック・マイ・ハート」ネタバレあらすじ|生きることは難しい

Netflixのオリジナル映画「ロック・マイ・ハート」を鑑賞いたしました。

矢沢永吉さんの歌いにも「ROCKIN’ MY HEART」という歌がありますが、どちらも「心を揺さぶられる」という意味です。

基本的にサスペンスやスリラー、アクション系の作品が大好きですが、いつでもぼっこぼこに殴られたり、ものすごい銃撃戦の末、たくさんの死者が出ちゃったり、はい!誘拐です、はい!麻薬組織です、みたいなのが続くと、

このまま、こんな作品ばかり観ていると、心が病んじゃう?不幸になっちゃう?いいことが起こらなくなるかも?と、小心者なので若干不安になってきます。

だから、ぼっこぼこ作品が続いたら、多少ハートフルな作品やスポコンモノ、頑張って目標達成しました系の映画を見なくちゃ!と思うわけです。

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スポコンモノのNetflixオリジナル作品としては、この2本もおススメです。

ぼっこぼこ映画が続いた後にぴったりだと思ったのが、今作「ロック・マイ・ハート」でした。

予定調和を1ミリも出ないという感想は持ちましたが、その分安心して観ていられます。

とは言え、主人公アナは心臓病を抱えているので、トラブルにも見舞われるし、悲しい出来事や乗り越えられないかも・・と思うような困難にも見舞われます。

だけど、アナと心を通わせる競走馬のロックが拠り所となり、お互いに助け合って困難を乗り越えていきます。

それでは、Netflixのオリジナル映画「ロック・マイ・ハート」へGO!あらすじはネタバレしておりますことをご了承くださいね。

作品の概略

心臓病を抱える少女の人生は、黒い暴れ馬との出会いで一変。人生を悔いなく生きたいと願う少女は、アマチュア騎手を目指し、命懸けの訓練に挑む。

「ロック・マイ・ハート」Netflixより

ドイツ製作のネットフリックスオリジナル映画。

タイトルになっている「ロック・マイ・ハート」は、心臓病を抱えた17歳の少女ヤナが出会った暴れ馬の名前。

 

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主人公ヤナを演じたのは、ドイツ出身の女優「Lena Klenke(レナ・クランケ)」

タイトルの「心を揺さぶる」という意味には、馬のロックと出会ったヤナ、映画を最後まで見終わったときの私たち、そしてヤナの両親の気持ちなどを表現しているとも言えるのでは?と感じます。

あらすじ

その1 ヤナ、病院で目覚める

森の中で倒れていたところを救出され、病院に運び込まれたヤナ。心臓に持病を抱えていて、可能性のある手術にかけてみないか、と医者から言われています。

両親は、医者が提案してくれた手術にかけてみたいという希望を持っているものの、「自分のことは自分で決める」と言って、ヤナは頑として拒否。

どちらの気持ちもわかる!親にしてみれば、例え数パーセントでも、例え1日でも娘が長く生きてくれる道を選びたいものです。

だけど、病気で苦しいのはヤナ自身であり、手術を受けるのもヤナ。このことが原因で、度々両親とヤナは衝突します。

その2 ヤナとロックが出会う

厩舎のオーナー:ポールは、全く言うことを聞かないロック・マイ・ハートという馬を持て余していました。

ある日、ヤナがその厩舎を見つけ、そっと入っていくと、後ろから暴れ馬:ロックが走ってきて、危ない!とヤナもポールも思ったところ、何故かロックはヤナの前で静かに停止。

ベテランの調教師:ポールが、いくら手なずけようと思っても言うことを聞かなかったロックが、ヤナの前では全く暴れません。


調教師ポールを演じたのは、ドイツ出身の俳優「Dieter Hallervorden」えーーっと・・・読めませんっ。

その3 ポールのピンチを救うのか?

実は、銀行から融資を受けるために、ポールの厩舎は抵当に入っています。近日中に借金を返さないと、厩舎も馬も人手に渡ってしまいます。

そのため、なるべく早く賞金を稼がなければなりません。

そこで、ポールが思いついたのが、ヤナをロックに乗せる騎手に育て、レースに参加させること。

長年の調教師としての経験から、ロックは非常に優秀な馬であることを確信しているポール。

だけど、なんせ人を寄せ付けないため、乗り手がいなかったわけです。そこに現れたのが、一瞬でロックと心を通わせてしまったヤナ。

人と人の間に相性があるのはわかるけど、馬も生き物だから、本能的に人に対する好き嫌いがあるのかしらね?

ポールは、ヤナの才能を買って、騎手にならないかとオファー。

でもねぇ、心臓に持病があるから、乗馬はかなり激しいスポーツだと言いますしねぇ、どうなんでしょうかねぇ

ヤナもそのことが頭をよぎったのか、返事をためらい、保留にして帰宅しますが、翌朝やっぱり厩舎を訪れます。

馬であろうと、全幅の信頼を置いてくれたロックと共に走ってみたくなったのでしょうね。

それほど、何かにもしくは誰かに信頼してもらえるというのは、価値のあること、やりがいのあることですもん。

その4 騎手への道

そこから毎日、両親には内緒で、ヤナは厩舎に通いポールから特訓を受けます。

だけど、ヤナの行動がおかしい?と思ったボーイフレンドのサミーにはバレてしまいますが、サミーはヤナの両親には言わず、応援してくれるんです。

きっと、サミーはすごく心苦しいことでしょう。

激しい運動をすればヤナの体に負担がかかることはわかっている、だけど、ヤナがとても楽しそうにやっていること自体は応援してあげたい、その板挟みだろうと思うもの。

特訓の最中、何度か発作に襲われるヤナ。だけど、止められることがイヤでポールにも不調は訴えません。

そんな事情を知らないポールは、弱気になったり、少し練習を休憩するたびに、そんなんでへこたれるのか、もう休むのかっ、とヤナを奮起させようと、激しい言葉を浴びせます。

ここは、観ていて辛くなってくる。きっとヤナの両親が見たら、卒倒しちゃうわっ!

その5 レースへの登録料を出資したのは・・・

厳しい練習に耐え、無事ヤナはレースに出られるアマチュア騎手としての資格試験に合格しますが、レースに出るためには、登録料として3千ユーロが必要。

だけど、破産寸前のポールには余裕がなく、何気ない会話の際、ボーイフレンドのサミーにそのことを話すと、なんと!自分の車を売っぱらって3千ユーロを用意したサミー。

若干18歳だというのに、ごっつ、男前なサミーです!

その6 レース前にロックに最大の難関が

走りはピカイチに仕上がったロックとヤナ。ポールが車で並走しながら、ロックに乗ったヤナが林の中を疾走するシーンがあるんだけど、これまたピカイチです。

多分、今作中で一番痺れる映像だと思います。

馬って、走る姿がイチバン美しいのねと、このシーンでしみじみ感じました。走る抜けるときに揺れる木々、こぼれる光、風を切る人馬一体となった姿、全部がぐっと凝縮して美しいです。

さて、そんな風に美しく疾走したロックですが、思わぬところに障害がありました。それは、競走馬にとって絶対不可欠なゲートイン。

ほら、競馬を見ていると、レースが始まる前に枠の中に馬が入っているでしょ?あれです。ロックはとても繊細な馬なので、そこへ入ることに大きな不安を感じてしまうんですね。

その7 ムチは使わないというポールの言葉

ポール曰く、鞭を使って馬に言うことを聞かせようとすると、本当の信頼関係は生まれない、真に心は通わない、と。

それを肌で感じていたヤナもロックに鞭は使っていなかったのに、ゲートインしないことでイライラが募り、練習中に激しくロックに鞭を使ってしまいます。

あーあ、って感じ。でも、ヤナのイライラもわかりますよね。子供だって、言うことを聞かないとイライラしますもん。しかも、馬は話せないから、気持ちを言葉で確認することもできないですしね。

さぁーて、ヤナとロックの運命は?

感想

結論を申し上げると

ヤナとロックは、レースで優勝しちゃいます。

レースの前のゲートインの練習をしているとき、ロックが暴れてヤナは落馬し、病院に担ぎ込まれ、そこでヤナの両親に全てのことがバレてしまいます。

しかも入院中に、なんと!ヤナと同じ病気を持っていたサミーが運ばれてきて、亡くなってしまいます。このシーン、必要だったのかしらん・・・と、ここは個人的に若干、不満に思ったとこだったんですけどね。

3千ユーロ出してくれたサミーには、ヤナの優勝を共に喜んでほしかった・・という思いはありましたよ。

もちろん、全てを知った両親は猛反対。そして、ポールも事情がわかって、レースへの出場を断念します。

ところが!唯一諦めていなかったのが、ヤナ。もしかしたら、レースに出場すれば死んでしまうかもしれないのに、それでも出場し、両親も観戦に行きます。

ポールとは、出場するなら終わったときに手術を受けるという約束をしていたので、優勝した直後、倒れ込んで病院に運ばれたヤナは、そのまま手術室へ。

だけど、ヤナがいなくなったことで、厩舎のロックは元気をなくしてしまいます。動物って敏感なんですね。だからこそ、愛しいのだろうと思います。

ロックと出会ったことで、自分が生きることについて、あまり前向きではなかったヤナの考え方が徐々に変わってきます。

心配のあまりいつでもヤナと衝突していた両親も、アナの頑張る姿に「心を揺さぶられた」し、私も馬の走る姿の美しさに「心を揺さぶられ」ました。

適当に食べて、適当にルールを守って、適当に稼いでいれば、なんとなく生きてはいけるかもしれないけど、懸命に生きることは難しいのかもしれない・・とも感じた映画でした。

だからこそ、健康に生まれたなら、適当に生きるのではなく、一生懸命生きるべきだし、困難は降りかかって当たり前と思って乗り越えるべきなのかも、と思ったかな。

心臓に持病がありつつ騎手になっちゃう設定については、ちょっと無理があるのでは?と感じたし、サミーは死ななくてもよかったのでは?とも思うけど、老若男女誰でも一緒に楽しめる作品だと思いました。

あなたも「心を揺さぶられる」何かと出会えますよぉーにっ!

画像引用元:IMD