いいモン見っけたのでご紹介したい。
それはね、日本の職人が丁寧に仕上げたジャパンブランド「オニツカ・タイガー」の新しいブランド「ジ・オニツカ」のサステナブルなシューズ。
これマダムファッションにぴったりだと思うので、早速ご紹介いたしますね。
前身「オニツカタイガー」の歴史
そもそも「オニツカタイガー」ってのは、1949年に鬼塚喜八郎氏が、スポーツをするための靴作りを目標として鬼塚商会を設立し、日本で初めてのバスケットシューズを製造したスポーツシューズのブランドです。
東京オリンピックでは、オニツカタイガーを履いた日本選手が合計46個のメダルを獲得し、それによりオニツカタイガーは世界にその名を大きく広めることになります。
オニツカタイガーはアシックスとなり、今でもスポーツブランドとしての地位を守り続けています。
Anima Sana In Corpore Sano——もし神に祈るならば、健全な身体に健全な精神あれかし、と祈るべきだ——このラテン語の格言こそが、オニツカタイガーの中核をなす理念となり、のちにこの頭文字を取って誕生したのが「アシックス(ASICS)」です。
サステナブルシューズ「ジ・オニツカ」
オニツカタイガーは、スポーツシューズのブランドですが、新しく生まれた「ジ・オニツカ」はスタイリッシュなタウンシューズ。
何がすごいかって、使っている革が「神戸牛」
神戸牛は肉を食料用に育てられる牛で、剥がされた皮は廃棄されてしまうわけです。廃棄されてしまうものを利用するという究極のエコであり、持続可能なサステナビリティ。
ただね、神戸牛の皮を革として使うには、柔らかすぎるという難点があったんですって。その難点を打開したのが、姫路にある工場。
この頃、衰退していく日本経済・・・みたいな記事をあちこちで見かけるから、こういうニュースを見ると本当に嬉しいですよね。
ガンバレ!日本って思うもの。
これが靴が出来上がるまでのイメージ映像。
個人的に職人技には滅法弱いので、一時はジム用シューズにオニツカタイガーを履いていました。
こんな映像を見ちゃったら、サステナブルな製品作りに貢献しているのを知っちゃったら、買わずにいられません。
アラフィフファッションにもぴったり!
華奢なハイヒールはありません。スニーカーに近いもの、ブーツ、またはシンプルなプラットフォーム。
色も白・黒・グレー・メタリック・ベージュなどシンプルで、服に合わせやすいカラーばかり。
私は「生涯ハイヒール」と思っていたけど、運動を始め、髪を切ったことでファッションがよりカジュアルになり、お気に入りのウイングチップに出会ったことで、フラットシューズのファッション性と快適さを知り、今ではほぼハイヒールを履かなくなっています。
だから、サステナブルを考慮したジャパンメイドのローヒールシューズは、是非とも履いてみたい一足です。
シンプルで上質な靴は、存在感があるので、服をすっきりとまとめればまとめるほどスタイリッシュに決まります。
下の黒い靴だったら、やや細身のパンツに少しゆったりとしたニットを合わせ、上の白い靴だったらワンピースでもいいし、ややタイトな長めのスカートにフーディやライダースジャケットを合わせても素敵。
と、靴一足で妄想が膨らみます。
価格は、4万円代から5万円代だけど、インポートシューズの半分ですからね。しかも、大事にすれば長く履けるデザインです。
リアルストアは現在、渋谷パルコ3Fのコンセプトショップのみですが、オンラインストアで購入可能。
おまけ
私、子どもの頃から靴が大好きだったんです。小学生の頃、激しくハイヒールに憧れていて、遊びに来ていた母の従妹の靴をこっそり玄関で履いてみたんですね。
小柄な母の従妹、比較的大きかった小学生の私、足を入れてみたハイヒールはそれほどぶかぶかではなく、歩ける程度にフィットしちゃいました。
そうなると、どうしても外を歩きたくなる。
ふらふらと外に出てしまい、探しに来た母に「勝手に人の靴を履いて、何も言わず外に出るとは何事かっ!」と大層叱られました。
その頃から、私にとって靴は特別な存在。
20年も下着屋をやっていましたが、下着に目覚めたのは高校生の頃でしたから、靴への執着の方が歴史が長い。
仕事で何度か訪れたイタリアでは、街の靴屋でもとびっきり素敵なノーブランドの靴がたっくさん並んでいて、必ず購入していました。
靴のデザイン力はイタリアにかなわない、とずーっと思っていましたが、ジ・オニツカシューズを見て、その価値観は崩れ去りましたね。
イタリアの靴のデザインがどんなによくても、はっきり申しまして、足に合っているとはいいがたい。
もしかしたら、ジ・オニツカの靴なら、シンデレラのようにフィットするかもしれない!というワクワク感でいっぱい。
初ブランドだとネットでの購入は勇気がいるし、リアルショップは渋谷だから、いつ行くかわからないけど、手にするまで妄想を楽しもうと思います。