メジャーじゃないけど、何年経っても「面白かったな」という思いが残っている10作品のおすすめ映画を厳選してみました。
何を基準にメジャーではないとするか?を悩みましたが、ものすごく話題になったわけじゃないような記憶、というだけの自己判断です。
洋画好きな方ならご存知の作品かとは思いますが、そこは優しい気持ちでご覧いただけたら嬉しいです。
暇だなぁ~と時間を持て余している時や、動画配信をご覧になる際の参考にしていただけますよぉーに!
Contents
メジャーじゃないけどおすすめの映画厳選10作品
その1 リトル・ダンサー

劇場公開日 2001年1月27日
イギリスの炭坑町に住む少年ビリーは、偶然目にしたバレエ教室に惹かれ、女の子たちに混じって練習するうち夢中になっていく。
めきめき上達する彼に自分の夢を重ね、熱心に指導するウィルキンソン先生。しかし大事なお金をバレエに使うことを知った父は激怒し、教室通いを禁じる。
先生はビリーにロイヤル・バレエ学校のオーディションを受けさせたい一心で無料の個人レッスンを行うが、オーディションの朝、炭鉱夫の兄トニーがスト中に逮捕される。
『少年の夢を追う姿を応援したくなるハートフルな作品』
これはラストシーンが強烈に印象に残っている作品。イギリス制作の映画で、舞台は炭坑ストライキに揺れる英国北部の田舎町。
格闘技を習っていた少年が、バレエに惹かれ、バレエを習いたいと父親に頼むが一括されてしまいます。それでも少年は諦めない!
少年が暮らす町は豊かなわけじゃないけど、とても美しく豊かな自然をカメラワークで感じられる部分も見どころのひとつ。
観終わった後、すっきりとした気持ちよさを感じます。
少し古い作品なので、どこの動画配信サイトにもありませんでした。もしご覧になりたい場合は、DVDまたはBlu-rayになってしまいます。
その2 マルタのやさしい刺繍

劇場公開日 2008年10月18日
夫に先立たれ、元気もなく毎日をただ何となく過ごしている80歳のマルタ。
そんなマルタを心配する友人たちは、 “自分の店を持つ”という彼女の長年の夢を応援するが、マルタの開きたい店とは、なんと“ランジェリー・ショップ”だった。
伝統的で保守的な小さな村の人々はマルタの計画に驚き、中には軽蔑する人も出てくるが……。
本国スイスで大ヒットを記録し、2007年度アカデミー賞外国語映画賞のスイス代表作品にもなったヒューマンドラマ。
『いくつになってもやりたいことがあるって素敵!と思えるハートフルな作品』
これは私が下着屋の仕事をしている時に観て、スイスの小さな町に暮らすおばあちゃんの夢が「ランジェリーショップ」というところにとても惹かれた作品。
いくつになっても美しい下着を身につけていると、気持ちが華やぐものなんだ、ってね。
夢中になれることを見つけたおばあちゃんは元気になるし、周りから何を言われようと、一生懸命美しい下着を作ります。
その過程にすごく興味を持った映画だったような?かなり昔に観た作品なので、記憶が薄くなっていてスイマセンっ!
この映画も動画配信サイトにはありませんでしたが、レンタル落ちの中古が安く売っていました。
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その3 イエスマン“YES”は人生のパスワード

劇場公開日 2009年3月20日
「ノー」が口癖の人生に後ろ向きな男カールは、生き方を変えるために参加したセミナーで、「どんな事に対しても『イエス』と答えることが、意味のある人生を送るための唯一のルール」と教えられる。
それから「イエス」を連発するようになったカールの運気は上がっていくのだが……。
「マスク」「トゥルーマン・ショー」のジム・キャリーが主演するコメディドラマ。
『見ているうちになんとなく前向きな気分になれるドラマ』
ジム・キャリーが主演のドタバタ映画。ドジな冴えない男が、とにかく何でもイエスと答えてやってみる、そうすると人生が変わってくる、その過程がぷぷっと笑えるし、見終わったとき前向きな気持ちになれる作品でした。
アホな友人が、同じようにイエスマンをやってみたら、1日で挫折したという・・・。
人生なんて、気持ちの持ちようかな、とケセラセラな気分になれるので、ちょっと気分が落ちている時にいいかも。
その4 テイカーズ

劇場公開日 2011年11月19日
マット・ディロン、ヘイデン・クリステンセン、ポール・ウォーカー共演の犯罪アクション。
数々の銀行強盗を成功させ、贅沢な暮らしをしているジョン(ウォーカー)、A.J(クリステンセン)ら5人組のところに、刑務所から出たばかりのかつての仲間が2000万ドル強奪の大仕事を持ってくる。
ジョンたちは新たな強盗に向けて慎重に準備を進めるが、そこにロサンゼルス警察のウェールズ刑事(ディロン)が立ちはだかる。
『銀行強盗を生業とする集団のサスペンス系』
これはね、銀行強盗の話しなんだけど、とにかくオシャレなんです。そこが一番好きな理由。いかなる時でもビシッとスーツを着てる。
これを観ていると、メンズのスーツ姿って、いいよなぁ~と思っちゃうんですね。
出演者が「ワイルド・スピード」のポール・ウォーカー、ワイルド・スピードのスピンオフに出演予定の「イドリス・エルバ」と豪華です。
スタイリッシュな強盗団を楽しめる作品ですが、ラストシーンにはやや不満が残るかな。

その5 ヘルプ 心がつなぐストーリー

劇場公開日 2012年3月31日
1960年代の米ミシシッピを舞台に、白人女性と黒人家政婦たちの友情が旧態依然とした街を変革していく様子を描いたベストセラー小説の映画化。
南部の上流階級に生まれた作家志望のスキーターは、当たり前のように黒人のメイドたちに囲まれて育ったが、大人になり白人社会に置かれたメイドたちの立場に疑問を抱きはじめる。
真実を明らかにしようとメイドたちにインタビューを試みるスキーターだったが、誰もが口を閉ざすばかり。そんな中、ひとりのメイドがインタビューに応じたことから、社会全体を巻き込んだ大きな事態へと進展していく。
主演はエマ・ストーンとビオラ・デイビス。
『1960年代のアメリカ人種差別がよくわかるドラマ』
アメリカに人種差別が色濃く残る1960年代が舞台。当時の黒人メイドの立場や白人との生活の様子がよくわかります。
根底にあるのは人種差別問題なんだけど、そこを重くなりすぎず、非常に明るく描いています。60年代ファッションも見どころ。
今も尚、人種差別はなくなっていないけど、なるほどね、1960年代のアメリカではこんな感じだったんだ、ということを映画で学べる作品。

その6 オーバードライヴ

劇場公開日 2013年11月30日
ドウェイン・ジョンソン主演の実話をもとに、息子を救うため戦う父親の姿を描いたアクションサスペンス。
再婚した妻とともに幸せな日々を送っていた運送会社社長のジョンは、前妻に引き取られた18歳の息子ジェイソンが友人にはめられて麻薬の包みを押しつけられ、現行犯逮捕されたと知る。
最低でも10年の刑務所暮らしを課されたジェイソンを助けるため、ジョンは女性検事キーガンと交渉し、息子の代わりに麻薬密売人逮捕を請け負うことになる。
運び屋を装い、売人の元締めマリークに接触したジョンだったが、その背後にはさらなる大物密売人の存在が浮上。ジョンは危険な状況へと身を投じていく。
『究極の父の愛を描いた実話を基にしたクライム・アクション』
ドウェイン・ジョンソンの無駄使い、と評価はあまり高くない作品ですが、ドウェイン・ジョンソンのアクションを期待せず、息子を思う父親の気持ちにフォーカスしてみると面白い作品です。
何故、ドウェイン・ジョンソン起用だったのか?と私なりに考えて出した結論は、あのデカい肉体に何が何でも息子を助ける!という強い気持ちを込めたのかな?と。
邦題が「オーバードライヴ」となってはいるけど、ワイスピ並みのカーアクションはありません。
ストーリーも複雑ではないので、反抗的だった息子を助けるためにギリギリまで頑張る父の姿!を観てみるのもいいのでは?
その7 クーデター

劇場公開日 2015年9月5日
海外赴任先でクーデターに巻き込まれた男のサバイバルを、オーウェン・ウィルソン&ピアース・ブロスナン共演で描いたスリラー。
東南アジアの某国に支援事業のため妻と2人の娘を連れてやってきたジャック。しかし、到着した翌朝に国を転覆するクーデターが発生。
政府の重役は殺害され、政府と外国人をターゲットにした容赦ない殺戮が始まる。言葉も通じず土地勘も全くない異国で、ジャックは必死で家族を守りながら逃走。
その途中、危機一髪のところを謎の旅行者ハモンドに助けられたジャックは、敵か味方かわからないハモンドに先導されながら逃げ続けるが……。
『東南アジア某国のクーデターに巻き込まれたアクション・スリラー』
これは面白いです!ホントにクーデターに巻き込まれたら・・・こんな状態になっちゃうのか?と非常に怖くて、恐ろしい。
人って、群集心理が働くと、心のある人間じゃなくなっちゃうんだ!と感じます。
ギリギリのところで子供を連れて逃げている様子に、心の中で「無事に逃げ切れますように!」と思いながら、手に力が入っちゃいましたね。
その8 ピエロがお前を嘲笑う

劇場公開日 2015年9月12日
「コーヒーをめぐる冒険」のトム・シリングが天才ハッカー役を演じたドイツ製サイバースリラー。
並外れたコンピューターの才能を持つ青年ベンヤミンは、正体不明のハッカー集団「CLAY」からメンバーになるよう誘いを受ける。
彼らはやがて危険な陰謀に巻き込まれ、警察からもマフィアからも追われる身となってしまう。
「23年の沈黙」のバラン・ボー・オダー監督がメガホンをとった。ドイツの人気エレクトロ・ユニット、ボーイズ・ノイズが楽曲を提供。
『犯罪に巻き込まれた天才ハッカーのマインドファックスリラー』
これも面白い!サイバー犯罪を描いたドイツの映画です。
二転三転、驚きの連続。そして意外な結末。夢中になって観た作品のひとつでした。サスペンス系の映画がお好きな方には激しくおススメです。
どこの国でも映画は作られているでしょうけど、ドイツ映画なんて、そうそう縁があるわけじゃないので物珍しさもありましたね。
その9 ストレイト・アウタ・コンプトン

劇場公開日 2015年12月19日
今なお多くのアーティスト、リスナーに影響を与え続けている、西海岸が生んだヒップホップグループ「N.W.A.」のグループ結成から解散、そしてその後を描いた伝記映画。
1986年にアメリカ、カリフォルニア州コンプトンで結成された「N.W.A.」は、暴力に走らず、ラップという表現で権力者たちに立ち向かった。
理不尽な社会や警察へのメッセージを暴力的なリリック(歌詞)で表現したことから、警察、さらにはFBIからも目をつけられる「世界で最も危険なグループ」へと成りあがっていく。
「N.W.A.」のメンバーだったドクター・ドレー、アイス・キューブ、亡くなったイージー・Eの未亡人トミカ・ライトが製作陣に名を連ね、アイス・キューブ役を実の息子であるオシェア・ジャクソン・Jr.が演じている。
『アメリカラップグループN.W.A.の伝記映画』
確か、ミニシアターで鑑賞したような記憶なので、これこそメジャーな作品ではないと思うけど、非常に興味深い伝記映画でした。
なるほど!こうしてアメリカではラップ音楽が誕生し、人々に支持されるようになったのか!とか、音楽の世界って、こんなことがあるわけね、ということを知ることができましたね。
ちなみに、「N.W.A.」は Niggaz Wit Attitudes(主張する黒人たち)の略、そして映画のタイトルは、彼らのファーストアルバム『ストレイト・アウタ・コンプトン (Straight Outta Compton)』。
その10 アンクル・ドリュー

劇場公開日 2018年11月9日
NBAのスター選手カイリー・アービングが特殊メイクで老人に扮し、ストリートで勝負を挑むという、米ペプシのCM用ドッキリ企画から生まれたキャラクター「ドリュー爺さん」を長編映画化した青春スポーツコメディ。
あるトラウマからプロ選手の夢をあきらめ、ストリートバスケチームのコーチをしている青年ダックスが、ひょんな事からかつて伝説のバスケ選手だったドリュー爺さんと出会い、ドリームチームを結成してニューヨーク最大のストリートバスケ大会に挑んでいく姿を描く。
オリジナルの企画同様にアービングがドリュー爺さんを演じているほか、シャキール・オニール、レジー・ミラー、クリス・ウェバー、ネイト・ロビンソンら元NBAのトップ選手たちが同じく特殊老けメイクを施し、ドリュー爺さんのチームメイトを演じている。
『現役MBA選手が特殊メイクで出演。華麗なるプレーがサイコー!なコメディ作品』
現役NBA選手に元NBA選手が出演していて、実際にバスケットの試合で華麗なプレーを見せてくれるだけでもサイコー!な作品だけど、時々笑えて、時々ほろっとして、気持ちよく見終えることができる最高の娯楽映画です。
特殊メイクで老人に扮しているのに、あれ?身のこなしは老人じゃないよね?ってとこはあるけど、それはコメディ映画だと思えば、難なくスルー出来ます。
底抜けに明るくて、ポップな仕上がりのこの映画を観終わったときには、少々落ち込んでいたとしても「ま、いっか!」という気持ちになれるはず。

まとめ
映画には非常に好みがあるので、私のセレクトがはまらない人もいらっしゃると思いますが、どの作品も一見の価値あり!です。
いちばんのおすすめは、「クーデター」と「ピエロがお前を嘲笑う」「アンクル・ドリュー」って、3つになっちゃいましたけど。
大作や、潤沢な資金を持っている映画は、大々的に宣伝するから、それだけで記憶に残るけど、そうではない作品にもいい映画はたっくさんありますよね。
どうも記憶力に自信がないので、何でもすぐに忘れちゃうんですけど、また思い出したら追記します。
楽しんでいただけますよぉーに!