U-NEXT独占配信

実話を元にした医療系海外ドラマ「ニューアムステルダム医師たちのカルテ」キャストごとの感想

2019年10月にWOWOWプライムに登場し、現在U-NEXTで独占配信されているアメリカNBCネットワークで放送された医療系ドラマ「ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ」に見事ハマりました。

医療系のドラマが好きな方には、激しくおすすめです。

シーズン1全22話、アメリカでは2019年の秋にシーズン2が放送され、その後も話は続いていく様子。

シーズン1も「えーーーっ!早く続きが観たい!」というシーンで終わってしまったので、日本でのシーズン2の配信が待ち遠しいです。

シーズン1をキャストの紹介と共に感想を綴ってみたいと思いますが、感想にはネタバレも含みますことをご了承くださいませね。

作品概略

原題:New Amsterdam
製作年:2018年
製作国:アメリカ
キャスト:ライアン・エッゴールド、ジャネット・モンゴメリー
(プロデューサー及び脚本担当は、複数人いましたので省略しました)

舞台となるのは、1736年からニューヨークにあり刑務病棟や院内法廷などを併設する、アメリカ最古の公立「ベルビュー病院」。そこで、実際に改革に挑んだエリック・マンハイマー医師の回顧録を基にしたドラマ。

元になっている回顧録がベルビュー病院の医学部長:エリック・マンハイマ―が書いた「Twelve Patients: Life and Death at Bellevue Hospital」という著書。

イギリスの神経学者で2007年7月からコロンビア大学医科大学院教授を務めていたオリバー・サックスの精神を受け、患者の人生を真摯に見つめ、複雑な心と体のつながりを浮き彫りにした強烈な回顧録。

著書は、国連の高官からライカーズ島のスーパーマックス囚人、不法移民に至るまで、12人の異なる患者の苦境を描いた作品になっています。

ざっくりあらすじ

ニューヨークにある公立病院、ニュー・アムステルダム病院で医療ディレクターとして雇われた医師、マックス・グッドウィン。彼の姉は幼い頃にこの病院で命を落とした。“ひとりでも多くの患者を救う”をモットーに、マックスは情熱的に改革を開始するが…。

U-NEXTより

1日に1万人の来訪者があり、院内にライカーズ島に収容されている囚人たちを治療する特別な区域を持ち、院内でのトラブルを解決するための法廷まで有している巨大病院に勤務する医師たちの人間関係や、その家族、病院を訪れる様々な人たちの人間ドラマを描いている。

キャスト

マックス・グッドウィン

画像引用元:IMDb

ニュー・アムステルダム病院に新しく赴任した医療ディレクター。妊娠中の妻:ジョージアとは、前職で仕事に夢中になり過ぎて、険悪な関係になり、ジョージアの希望で少し距離を置いている。

ライアン・エッゴールド

1984年8月10日生まれ、カリフォルニア州レイクウッド出身

マックスを演じているのは同じアメリカNBCで放送され、今でも続いている人気ドラマ「ブラックリスト」で、特別捜査官エリザベスの夫:トムを演じています。ブラックリストの中では、トムはすでに死亡しちゃったので今は出演してないけどね。

...

トムの本当の両親と彼の関係にフォーカスした、ブラックリストのスピンオフドラマ「ブラックリスト リデンプション」もかなり面白いです。

映画「ブラック・クランズマン」では、白人至上主義に傾倒するKKKのメンバーの一員として出演。

とにかくブレない、一途に病院を訪れる患者のために一生懸命、病院を改革しようと忙しく奔走するんだけど、喉にガンを患っていることがわかっちゃう。

やりたいことは山ほどあるのに、生まれてくる子供のためにもガンを克服しなくちゃならない。

病気に負けたくない気持ちと、病気に対する恐怖との葛藤。治療への恐怖や化学療法を受けた後の辛さを、マックスの仕事と並行して描いていてすごく真に迫っています。

正義感は強いんだけど、本人は意外とデリケート。弱さを見せられないのに、誰か僕に寄り添って、という信号はバシバシ出しちゃうんですね。

これはある意味、レディキラーかも。

日本の病院だと、それほどたくさんの人種が出入りすることはないだろうけど、さすがニューヨークの病院だけあって、医師も患者も人種が様々で、そうした環境で生まれるトラブルってのもあるんだな、ということがわかります。

ローレン・ブルーム

画像引用元:IMDb

ER(救急)の医師。幼い頃の強烈な家庭環境からADHA( 注意欠陥・多動性障害)を患い、長期にわたり処方された薬を服用しているが、だんだん量が増えてそれが問題になる。

ジャネット・モンゴメリー

1985年10月29日生まれ、イングランド出身。

テレビドラマ「ダウントン・アビー」や「This is us」のシーズン1に出演。ナタリー・ポートマン主演の映画「ブラックスワン」には、リトルスワンを踊るバレリーナ:マデリーン役で出演。

仕事熱心な救急治療の責任者。心臓外科医のレイノルズと男女の関係になったものの、「黒人でないと本気で付き合えない」と言われて真剣交際に至らず、心は千々に乱れ、その勢いで「ふたりならお似合いだわ」と、友人のエビィにレイノルズを紹介しちゃう。

レイノルズへの気持ち、思いっきり引きずってるよねぇーと思うんだけど、ひとりで何とか乗り越えようとする姿が健気。

本当の自分や自分の弱さを人に見せることが、すごく苦手なように感じるんですね。辛くなると薬に頼っちゃう。

気が強いようでいて、それって虚勢なのかも、本当は誰かに支えてほしいのかも、だけど本人はそれを自覚してないかも、といろんなシーンで感じます。

薬の過剰摂取で様子が変だと看護士にも言われるんだけど、それを本人は認めない。優秀だった人は、弱みを見せることがある種の恥だと感じていたりする場合もありますよね?

そんなローレンを救ったのが、精神科医のイギー。

フロイド・レイノルズ

画像引用元:IMDb

マックス着任早々、心臓外科を廃止して解雇されたところを、優秀な医師だというローレンの助言により解雇を撤回して後に責任者に任命。

ジョッコ・シムズ

1981年2月20日生まれ、テキサス州ヒューストン出身。

テレビドラマ「NCIS」や映画「猿の惑星の夜明け」などに出演。

腕の立つ外科医で、自分でも手術の腕前には自信がある。だからと言っていけ好かない自信過剰野郎ではなく、血も涙もあってハートフルな医師。

全く作品とは関係ないんだけど、お肌にシミや傷がなく艶があってキレイなのよねー。メイクかしら?何食べてるのかしら?

ローレンと男女の関係になっちゃったけど、本気で付き合う気がなかったという大失態をしちゃったレイノルズ。ローレンに紹介された、病院の法務課で弁護士として働くエビィと付き合うようになったものの、なかなか気持ちを告白できずにいます。

何故だろう?と思っていたら、家族の結束が非常に固く、お母さんに紹介して賛成してもらえないと結婚できない、という事情があったんですね。

日曜日は毎週、実家で兄弟も揃って母親の料理を食べるという習慣があり、ある時エビィを連れて実家に帰り、家族に紹介します。

レイノルズは母に「どお?いい子でしょ?」と聞くと、母からは「賢いしパーフェクトな女性だけど、あなたには向いていない。子供のために家にいるタイプじゃない」と言われちゃう。

で、でで、お母さんからそう言われただけでやめちゃうんですかっ?!あなたは大人のオトコでしょっ?!と、少し憤慨しちゃったんだけど、いえいえレイノルズってば、いい奴なんだなぁというオチがステキなセリフと共に待っていましたよ。

ヘレン・シャープ

画像引用元:IMDb

テレビ出演や学会等の院外活動に忙しい腫瘍科医だったが、マックスと出会ったことで病院での治療に貢献するようになり、マックスのガンが発覚後は主治医となる。

フリーマ・アジェマン

1979年3月20日生まれ、イングランド出身。

2015年6月に配信されたNetflixのシリーズ「センス8」、BBCのSFドラマ「ドクター・フー」とそのスピンオフドラマ「秘密情報部トーチウッド」などに出演。

スタイリッシュでクールなシャープは、公立病院への寄付活動にもつながるテレビ出演や学会で大忙しの毎日だったけど、マックスから病院で診療にあたるよう説得され、医師本来の仕事に戻ってきます。

独身ではあるものの、子どもを望んでいるため、自身の卵子を保存して人工授精による妊娠計画を立てたものの、なかなか実践に至らず悩んでいます。

そんな時、病院で出産したものの生まれたばかりの子どもを置いて母親がいなくなってしまったため、子どもを引き取りたいと愛情を注いでいたところ、子どもの父親が引き取りに現れます。

一方、腫瘍科医としてマックスの主治医として治療計画を立てるものの、マックスは忙しさを理由にシャープの言うことは全く聞かず、彼には生きていてもらいたいのに治療が進まず苦悩し、主治医を降りてしまいます。

賢くて冷静でオシャレなシャープなんだけど、個人的に気になるのがロングヘアーをまとめずに病院で働いていること。髪型はすごく素敵なんだけど、バサッとしたままでOKなの?

イギー・フロム

画像引用元:IMDb

患者思いで熱心な精神科医。他部門と連携しながら治療に当たったり、同僚や職員の悩みにも真摯に耳を傾けてくれる。私生活では同性のパートナーがいて、養子にした女の子を育てている。

タイラー・ラビーン

1978年4月29日生まれ、カナダ出身。

Netflix配信の「Little Evil」、ドラマ「デッドビート」などに出演。

すごくいいんです。こんな精神科医だったら、話しを聞いてもらいたいし、明るい希望が見えてくるんじゃないか?と思えるんです。

イギー医師の愛情籠った診察には、多くの子どもたちが心を寄せ、誰にも言えなかったことをポツポツと告白し始めるのも納得。

だけどある日、イギーの診察には規定を超えた行為があるのでは?と問題になってしまいます。そりゃあないよ!結果を見りゃわかるじゃん、と腹が立ったりしちゃったんだけど、さすが精神科医。

そうなったことで、自分に足りなかったこと、自分が出来ていなかったことに気づくんですね。

なるほど!そう受け止めたのか、さすがだな、と感じました。

ヴィジェイ・カプール

画像引用元:IMDb

インド人脳神経内科医。ひょうひょうとしていながらも患者の話しに真摯に耳を傾け、不調の原因をしっかりと突き止めていく。

疎遠になっている息子がいて、本当は息子と仲直りしたいのに不器用だし、息子の気持ちが理解できず苦悩するんですね。

頑固おやじってわけじゃないんだけど、自分は父である、年長者である、という思いから息子に寄り添えないでいるように感じます。

院内にあるカフェに勤めているエラに恋心を寄せているようだけど、それもまた上手に言葉にすることができず、近しい関係に進むことができずに終わってしまいます。

イギー医師とタッグを組んで、たくさんの悩める患者たちを救っていく姿を見ていると、温かい気持ちにさせてもらえます。

ジョージア

画像引用元:IMDb

マックスの妻で妊娠中。ダンサーだったが、子どもをもつため仕事を辞めたものの、マックスが仕事に没頭しすぎることで夫婦関係がこじれて別居。

リサ・オヘア

イギリス出身。舞台女優としてキャリアをスタート。

舞台では「マイ・フェア・レディ」のイライザ・ドゥーリトル、「メリー・ポピンズ」のタイトルキャラクターをウェストエンドやイギリスの舞台で演じている。

ショートヘアーがステキで、正に妊娠前にダンサーだったという設定がぴったりな女優さん。

前置胎盤で緊急入院したり、マックスとの夫婦関係がこじれてしまったりもしたけど、何とか夫婦関係も修復し、いよいよ出産という時期にトラブルに見舞われてしまいます。

ニュー・アムステルダム病院で母親学級にマックスと一緒に参加するが、マックスの不用意な発言でクラスの空気が冷っとする場面も。

ふたりで湖に出かけたときに、突然マックスが倒れ意識不明になったときは、一体どうなるんだろうと思ったけど、女は強し!愛するものを救おうとする本能は強し!でしたね。

エビィ

画像引用元:IMDb

病院の法務課に勤務する弁護士。ローレンにレイノルズを紹介され付き合っている。

マーゴット・ビンガム

1987年12月6日生まれ、ピッツバーグ出身。

女優でもありシンガーソングライターでもあるマーゴットは、ドラマ「ボードウォーク・エンパイア」でジャズ歌手:ドーター・メイトランド役を演じた。

個人的にエビィのボンバーヘアが大好きです。ほっそりとした輪郭に爆発したヘアのバランスがステキ!

レイノルズの誕生日には、ローレンにアドバイスしてもらって一生懸命レイノルズが喜んでくれるような演出を工夫する恋する乙女心を持ちつつ、ローレンがレイノルズにまだ未練があるかも?と感じたときのクールな発言もカッコイイ。

それほど出番が多いわけじゃないけど、気になるキャストのひとりって感じでしたね。

シーズン1全体の感想

画像引用元:IMDb

医療系ドラマではあるけど、治療とか病気にフォーカスしすぎず、病院内の人間関係やそれぞれの家族との関わりを丁寧に描いたヒューマンドラマに違い感じ。

イギー医師がゲイで男性のパートナーがいるとか、養子をもらって育てているとか、性同一性障害の女の子が両親と共にイギー医師を訪ねてくるとか、時代を感じる設定がちりばめられています。

貧しい人は治療費を払えないから、ギリギリまで病院にはかからないから、どうにもならなくなって救急車で運ばれてきます。

公立病院は、治療費が無料なようだけど、それを知らない人がたくさんいることを知ったマックスは、それを知ってもらうための活動をしたり、保険に入れない人のために様々な計画を立てたり、病気を抱えながらも患者の立場に立って改革を進めていきます。

無料で治療を受けることができたとしても、その後、継続して薬を飲まなければならない場合、それが高額で払えなかったりもしちゃうわけです。

そういう人たちにも手を差し伸べます。

誰かを幸せにできるって、ものすごい達成感があるとは思うけど、マックスや他の医師たちのしていることを見ると、全世界でコロナの治療に当たっている医療関係者たちに感謝せずにいられなくなります。

そんな医師や看護師たちにも家族がいて、必ずしも関係性が最高なわけではなく、それぞれに闇や人に言えないことも抱えていたりするわけです。

ドラマでは、そうしたことがひとつひとつ解明され、そして解決に向かい、時としてハッピーじゃない結果になったりもするけど、その過程に引き込まれて行きます。

シーズン1のラストが衝撃的で、そこで終わっちゃったから早くシーズン2が観たいけど、いつになるのかなぁ。待ち遠しいです。

「ニューアムステルダム医師たちのカルテ」はU-NEXTで独占配信中!