不安になるニュースが多いし、家にいる時間が長くなっている今日この頃。
気分を上げなくちゃ、やってられませんよね。ということで、比較的最近観た洋画の中から、動画配信で観られる「気分が上がるおすすめの洋画」を15作品選んでみました。
私が洋画を好み、邦画を見ない大きな理由は、自分が生活しているリアルな世界からの逃避。
邦画だと見慣れた風景の中で日本人が演じているから、思いきった現実逃避ができないんですね。
でも、洋画だと人種の違う人が演じ、知らない風景が広がり、それだけで現実の生活をしばし忘れさせてくれます。
洋画のコメディは、文化が異なることで全く笑えなかったり、何が面白いのか理解できなかったり、そのセリフ寒いわ・・と感じたりすることもあるけど、そこも含めて洋画の面白さだと感じています。
少しでもあなたの「お籠り時間」が楽しくすごせますよぉーに!
Contents
音楽も楽しめる感動作
アリー・スター誕生
これはもう映画好きな人ならご存知かと思いますが、レディ・ガガ主演の切ない映画でございます。ガガが歌手を演じる!ってことで話題にはなりましたが、個人的には恋人役でガガが演じたアリーを見出してメジャー歌手へと育てた恋人ジャックの歌に痺れました。
ジャックを演じていたのは、ブラッドリー・クーパー。あんなに歌が上手だったなんて知らなかった。声も素敵だし、魂が揺さぶられます。
映画は、ストーリーや演じる人の技量が大事なのは言うまでもないけど、更に素晴らしい仕上がりになるか否かを左右しちゃうのが音楽と言っても過言ではないと思っているんですね。
今作は、全てがひとつに結集したときの相乗効果を存分に感じた作品でした。最後は滅茶苦茶切ないけど、そこに至るまでには、たくさんの愛が詰まっています。

ボヘミアン・ラプソディー
これもまた2019年に、日本中が熱狂した作品でしたよね。フレディを演じたラミ・マレックには、本人が憑依したかと思うほどでしたもの。
冒頭のライブ・エイドシーンは、大きなスクリーンで観るからこそ圧倒される迫力なのだろうから、テレビやPCだとちょっと同じ感動はしにくいかもしれませんが、フレディが再起するまでの様子には心打たれます。
人って、やっぱりひとりじゃできることは限られているんです。
どんなすごいことを成し遂げても、それは陰で支えてくれる大勢の人がいたからだ、ってことを忘れちゃいけない!と再確認させてもらえます。

グレイテスト・ショーマン
19世紀アメリカに実在した「地上でもっとも偉大なショーマン」と呼ばれた興行師「P・T・バーナム」の半生を描いたミュージカル。ミュージカル映画は、あまり観ないけど、これは大好きな作品のひとつです。
先のブラッドリー・クーパーもそうだけど、今作でバーナムを演じたヒュー・ジャックマンの歌も素晴らしいんです。天は二物も三物も与えるんですよ。
パーナムを支えるサーカス団のメンバーがまた、個性的かつ魅力的。歌って踊るスクリーンに釘付けになり、気づけば足でリズムを取っていた楽しい作品でした。
ぷぷっと笑えるコメディ系
アンクル・ドリュー
これも大好きな作品のひとつなんだけど、配信しているところが、現時点ではamazonだけ。TSYATYA DISCUSではDVDをレンタルできます。
コメディではあるんだけど、音楽とダンスも素晴らしい!尚且つ、じーさんバスケチームのリーダー格であるアンクル・ドリューは、特殊メイクをした現役NBA選手のカイリー・アービング。
じーさんチームの他のメンバーたちも全員が、元NBA選手だもんだから、そのプレーの華麗さにもうっとりします。
バスケのテクニックって、もうマジシャンとイコールじゃないですかっ?!と、音楽とダンスとバスケプレーを見ているだけで120%の満足度です。

ベイウォッチ
これはもう「ボケーっ」と観ていられる、ドゥエイン・ジョンソン主演の陽気な筋肉救命隊の話し。
「グレイテストショーマン」で空中ブランコ乗りのフィリップ・カーライル役だったザック・エフロンも出演しています。
ふたりとも見事な筋肉なので、筋肉お好きな方にはおすすめ!
救命隊には女性のメンバーもいて、セクシーな水着でナイスバディを惜しげもなく披露しているのも見どころかしらね。そして、明るいフロリダの海を楽しむ映画かな。
ポテチと炭酸を脇に置いて、途中で寝ちゃってもOKだよね、という気楽に観られる作品です。

セントラル・インテリジェンス
これもドゥエイン・ジョンソン主演の作品。あれ?私、ドゥエイン・ジョンソン好きなのかしら??
いやー、好きな俳優はジェイソン・ステイサムなんですけどね。ジェイソンさんはコメディには不向きですから。
同じ男前ハゲでも、ドゥエイン・ジョンソンは比較的コメディ作品への出演が多い。
今作では、空気を読まないCIA捜査官のボブ役。この映画を観ていると、空気を読まないということは周りに迷惑はかけるかもしれないけど、ある意味、自分を守るひとつの特殊能力かも?と感じちゃいました。
空気を読み過ぎる、相手の気持ちを考える、こういうタイプは敵は少ないかもしれないけど、自分自身が疲弊しちゃいますもん。
だけどボブは、空気を読まないだけじゃなく、ちゃーんと自分なりに人を思いやれる優しさと愛情は持っています。
今作もボケーっと観ていられる娯楽作品になっています。
ライフ・オブ・ザ・パーティ
アメリカのコメディ女優:メリッサ・マッカーシー主演の日本では未公開の映画です。
メリッサ演じるディアナは、突然、長年連れ添った夫から離婚を申し込まれ、結婚のために中退した大学に復学することにします。
娘と同じ大学に通うことになったディアナのドタバタな学生生活を描いた単純なコメディ作品ですが、笑いあり、涙あり、ディアナの奮闘ありで、かなり楽しめます。
人って、いくつになっても気持ちさえあれば変われるし、何にでも挑戦すべきかも、と勇気をもらえる作品になっています。

人間っていいなぁと思うヒューマンドラマ
ビリーブ未来への大逆転
1970年代のアメリカ。女性が職に就くのが難しく、自分の名前でクレジットカードさえ作れなかった時代に、〈男女平等〉裁判で弁護士ルース・ギンズバーグが勝利したという実話を元にした作品。
とにかくパワフルなルースにパワーをもらえる作品です。
ルースもすごいんだけど、特筆すべきは夫のマーティン。マーティンを演じたのは、『君の名前で僕を呼んで』『コードネームU.N.C.L.E. 』にも出演しているアーミー・ハマー。
あれ?アーミー・ハマーってこんなにかっこよかったっけ???と思いましたよ。
ルースが凹んでいる時は元気づけ、忙しいときは家事をやり、嬉しいときはともに喜び、夫の鏡のような男性です。ホントにこんな男はいるんだろうか?ちょっと美化しすぎてやしない?と疑っちゃった私は「ダメンズ」ですかね?
見終わったとき、小さく心に火がついて熱くなる感じの作品です。

ブラインドスポッティング
これも好きですねー。友情って?と、考えさせられる映画でもあります。
日本は単一民族だし、身近に外国人が住むようになったのも、観光客に外国人が増えたのも最近のこと。
だけど、アメリカでは多種多様の民族が共存しています。だからこそ、揺るぎないマイルズとコリンの友情に、それまで考えもしなかったアイデンティティが割り込んでくる。
だけど、幼いころから培ってきた信頼関係が危なくなってしまっても、お互いにお互いを尊重する気持ちさえあれば、そして「裏切らない」事実があれば、揺らいだ友情は元に戻った時、一層の強度を増すんですよ。
投げかけられるベースにある問題はヘビーなんだけど、そこを明るく前向きに描いた素晴らしい作品です。

グリーンブック
これも2019年に大ヒットした作品ですね。
ブラインドスポットとちょっと近い位置にある作品かも。個人的に友情作品が好きなのかもしれません。
イタリア系白人のトニーと黒人歌手ドン・シャーリーが、ひょんなことから共に旅をすることになったバディムービー。
ゴリゴリの人種差別をしていたトニーだったけど、旅が終わる頃、ふたりは固い友情で結ばれ、彼らの友情は死ぬまで続いたという実話に基づいた話し。
結局、人種が違えど、国が違えど、大切なのは個人のキャラクターや価値観ってことです。
嫌韓、反日、と国同士がいがみ合っていても、個々の人たちと交流すると、あれ?嫌悪って何?何が根拠?と感じるのと一緒です。
トニーのがさつさは、もし自分の夫だったら無理だけど、がさつってことは大らかとも言えますよね。欠点ばかりの人はいないですから。

ヘイトユーギブ
2011年にゾーイ・サルダナ主演のアクション映画「コロンビアーナ」で主人公の少女時代を演じて、子役としてデビューした「アマンドラ・ステンバーグ」主演による日本未公開作品。
「ヘイトユーギブ」とは、副題になっている「あなたがくれた憎しみ」という意味。
ヤングアダルト世代向けに書いた、人種差別を扱ったベストセラー小説から映画になっているので、中高生の子どもと一緒に観るのもおすすめ。
今でも白人警官が、黒人に対して発砲する事件があるし、それがあまり罪になっていないのも現実。
そんなアメリカを知ることができ、そうした差別と戦うアマンドラ・ステンバーグが演じる高校生のスターの姿を描いています。子供の強さ、子供たちのパワーに対する期待、自己主張することの大切さを感じた作品でした。

セカンドアクト
2020年、日本で公開になったジェニファー・ロペス主演の「ハスラー」めっちゃ、カッコよかったんですよ。ジェニファーさん。

そのジェニファー・ロペスが出演していたNetflixオリジナル作品が「セカンドアクト」
スーパーに務める姉御肌のマヤが、学歴がないため昇進できず腐っていたところ、思いがけず大企業に勤めることになり孤軍奮闘する姿を描いています。
本当に自分にとって大切なものは何?ということを見失わないように、と感じさせてくれる作品。
環境が変われば付き合う人も変わり、行く場所も変わり、住むところも変わる。そうなった時、自分の価値感はどうだろうか?何を基準にしているのだろうか?俯瞰視することはとっても大事と気づかされます。
上映時間が100分強なので、サクッと寝る前に鑑賞して、気持ちよく眠りに付ける「寝る前作品」としておススメ!

善きサムからの贈り物
これもNetflixのオリジナル作品。いい行いをしなくちゃな!とか、人のために行動することも大事だな!と思えたりする、正に今観るべき映画かも。
もちろん、自分が幸せであることは大事なこと。だけど、自分さえ幸せなら人はどうでもいい、というのは違う。
ある日、玄関前に置かれた「8」と書いてある10万ドルが入った袋を受け取ったクリスティーナ。それから何人かが10万ドルの袋を受け取るという出来事が起こります。
その10万ドルは果たして誰が何の目的で置いたものなのか?袋に書いてある「8」にはどんな意味が込められているのか?
少し前に観たので、詳細は忘れちゃいましたが、見終わった時、すごくいい気分になれた映画でした。

アザーフッド 私の人生
これもNetflixオリジナル作品。この作品は、息子を持つママたちにおすすめです。
小さくてかわいい息子も、やがて大人になり自分の手元から離れていきます。寂しいけど、それは当たり前のこと。
共に子育てをしてきたママ友たちが、それぞれに寂しさを乗り越え、前向きに「私の人生」を再び手に入れるまでと、母親に縛られる息子たちの葛藤を描いた素敵な作品です。

陽気でたくましいヒーロー系
アクアマン
女の子は、あまり好まないかもしれないけど、これは子どもと一緒の鑑賞におすすめの作品です。
海の中の戦いシーンは臨場感が素晴らしいし、実際のロケ地の景色も疲れた心を癒してくれるパワーが存分に詰まっています。
海底の帝国アトランティスの王女と人間の間に生まれたアクアマン「アーサー・カリー」を演じたハワイ出身のジェイソン・モモアは、まさに海のヒーローにぴったりだし、アンバー・ハードの美しさも目の保養になりますし。
お茶目なアーサーには、時々ぷぷっと笑わせられるし、海底国が地上に対する怒りは、「海を汚し続けてきたこと」にあり、これは私たちへのメッセージでもあると思ってみていました。
便利だけを追求しちゃいけないし、自分のことだけを考えて生きるのも違うし、自分ができることは何だろう?と考えることも大事だし、今はそんなこんなを考える時期でもあるように感じます。
映画は、底抜けに明るく楽しく夢のあるシーンがてんこ盛りなので、是非、それを楽しんでください。

まとめ
どちらかと言えば、暗くて重い作品が好きだけど、そんな作品ばかり観ていると、疲れてきちゃったりもするんですね。人って、見聞きしたことに影響を受けますからね。
たまには心温まる映画も観なくちゃ、と意識して選んだりもします。
数少ないそんな作品の中から選んだ上記15作の中に、あなたが楽しめる映画があれば嬉しいです。
しばし現実逃避を楽しんでみてくださいね。