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ドラマ「Harlots/ハーロッツ 快楽の代償」シリーズ1ネタバレ|18世紀ヨーロッパ衣装が見所

アクション系、サスペンス系の洋画が大好きな私ですが、16世紀から18世紀くらいのヨーロッパの衣装が楽しめる作品も大好きです。

ヨーロッパにおける中世は15世紀くらいまでを言い、中世ヨーロッパのファッションはそれほど華やかではなく、16世紀から18世紀くらいを描いた作品の方が、ファッションはゴージャスです。

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「二人の女王メアリーとエリザベス」は、16世紀半ばが舞台になっているので、中世の影響を受けていると思われますが、衣装は抑えた色使い。近世(16世紀以降)ヨーロッパの作品の方が、格段に華やかでゴージャスな衣装になっています。

昔のヨーロッパを舞台とした作品は、ストーリーだけじゃなく、衣装やインテリア、調度品や小道具にも目を向けていただきたい!と私は思っておりますぅ。

ドラマ「Harlots/ハーロッツ 快楽の代償」の舞台は、1763年のロンドン。ライバル関係にあるふたつの娼館の人間模様を描いていますが、抜群に衣装を楽しめるドラマです。

貴族の奥方も出てきますが、娼館が舞台になっているので、娼婦のパーティドレス、日常着、ナイトドレスやナイトローブなど、様々なアイテムが登場します。

ドラマとしても十分に楽しめますが、高級娼館と場末の娼館での衣装の色使いやデザインの違いや、仮面舞踏会のときのオシャレした女性陣の華やかさとか、ヨーロッパの衣装に興味がある方には特におすすめです。

それでは、ドラマ「Harlots/ハーロッツ 快楽の代償」シリーズ1の感想を綴ってみたいと思いますが、ネタバレを含みますことをご了承くださいませね。


ドラマ「Harlots/ハーロッツ 快楽の代償」概要

ドラマ「Harlots/ハーロッツ 快楽の代償」は、2017年にイギリス・ITVアンコール(英語版)で、アメリカではHulu Plusで第1話が放送されたドラマ。

現在シリーズ3まであり、日本では、U-NEXTの独占配信でシリーズ2まで観られます。

シリーズ1・2とも全8話。

女流作家、ハリー・ルーベンホルドの小説を映像化したドラマ。

1763年、ロンドン。多くの女性たちは裕福な男性と結婚するか、売春をして生計を立てるしか生きる術がなかった。

そんな女性たちを束ね、売春宿を経営する知的で残忍なマーガレットは、より上流階級の顧客を増やすべく、新たな土地での商売を決意する。

ドラマ「Harlots/ハーロッツ 快楽の代償」U-NEXTより

ドラマ「Harlots/ハーロッツ 快楽の代償」キャスト

左からリディア、ルーシー、シャーロット、マーガレット。

娼館の主:マーガレット

サマンサ・モートン

1977年5月13日生まれ、イギリス・ノッティンガム出身の女優。映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」、ドラマ「ウォーキング・デッド」等に出演。

場末から高級な地域に引っ越して、ランクアップを図るやり手の宿主。

ライバル娼館の主:リディア

レスリー・マンヴィル

1956年3月12日生まれ、イングランド・ブライトン出身の女優。2017年には、映画『ファントム・スレッド』でロンドン映画批評家協会賞助演女優賞を受賞したほか、第90回アカデミー賞で助演女優賞にノミネート。

マーガレットのライバル。外見は優雅にゴージャスに装っているけど、自分が一番じゃなきゃ気が済まず、損得勘定で動く冷酷な女主人。

息子には暴言を吐きつつ、溺愛していて、息子は完全にマザコン。

マーガレットの長女:シャーロット

ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ

1989年9月14日生まれ、イングランド・バークシャー・クッカム出身の女優。2016年9月にはロンドン・アルメイダ・シアターで上演された『ハムレット』で、オフィーリア役を演じています。ドラマ、映画、舞台で活躍中。

ドレスが映えて、オトコを挑発する姿が実に美しいシャーロット。気が強く、束縛を嫌うものの、母親の苦労も理解していて、そのあたりの苦悩もある様子。

恋って何?という感情を持ちつつ、ある男性に心惹かれたものの、自分を利用した人たちを見返すために恋を捨てて野望に賭ける決意をします。

マーガレットの次女:ルーシー

エロイーズ・スミス

2019年に24歳、ロンドン出身の女優。

母マーガレットが、高値で競り落とそうとデビューの機会を狙っている秘蔵っ子。母親が主人だからという理由で、所属している女の子たちを見下す発言が生意気。

プライドが高く、仕事に馴染めず、姉のシャーロットのようなパワーは感じないものの、内に秘めたマグマがいつか噴火するかも?という危うさを感じます。

ドラマ「Harlots/ハーロッツ 快楽の代償」シリーズ1ネタバレあらすじ

ネタバレあらすじその1 リディアとマーガレットの戦い

時代や場所や国が違えど、人間関係にあれこれと問題があるってのは同じ。そんな様子を18世紀の娼館を舞台に繰り広げています。

今と大きく違うのは、妻公認の妾がいること。娼館で気に入った娼婦が見つかると自分専任にするため、契約を交わし、手付金やお手当てを支払って、貴族たちは正妻が住む家とは別の家に住まわせます。

お金持ちの貴族に見初められて妾になることが、娼婦のステータスにもなっているため、どれだけ力のある貴族の妾になるか、ということで自分の価値も決まります。

場末に娼館を構えていたマーガレットは、ライバルであるリディアの館の近くに引っ越し、ランクアップを狙います。

だけど意地悪リディアが、黙ってそれを見ているはずはなく、人を使ってあれこれと妨害してきます。

リディアの意地悪が、シンデレラに毒リンゴを食べさせた魔女と重なるんですよねぇ。ヨーロッパの昔話しって、魔女の登場が多いと思いません?

リディアの館が銀座の老舗クラブだとしたら、マーガレットは新宿のキャバクラ。マーガレットは、ランクアップのために銀座に店を構えようとするものの、多少無理もしているからリディアの意地悪が結構堪える、って感じかしらね。

銀座の老舗クラブでは、下ネタだけでお客を楽しませるのではなく、時事ネタや多少は株の話しもできなくちゃならない。

そんな銀座の老舗クラブのママからしたら、新宿でキャバクラをやっていた女主人が、いい気になって銀座に乗り込もうなんて100年早いわよっ!と思うわけだ。

リディアの店の女性と、マーガレットのところにいる女性たちの着ているドレスが、色やデザインに違いがあるのも非常に興味深いところです。

ネタバレあらすじその2 奔放なシャーロット

シャーロットは、ある貴族の妾。だけど、そいつがものすごく独占欲が強く、うんざりなわけです。

営業的に甘い言葉をささやいたり、相手が望むことをやってあげたりはするものの、心の中には「自由になりたい」という思いが常にあるんですね。

独占欲が強いのは、シャーロットの気持ちが自分に向いていないことをなんとなく感じているからなんだろうなぁと思うけど、それって完全にマイナスですよね。

不安だから独占したくなる、独占すればするほど女はうんざりして心が離れていく、それを感じると更に縛りたくなる ⇒ 逃げたくなります。

男女を入れ替えても同じことですね。だからと言って、好きにさせておけば、シャーロットのようなタイプは、やがて飛び立っていってしまうことをそいつもわかっているんでしょうね。

どっちにしてもダメ、ってことか。

ネタバレあらすじその3 15歳の少女ルーシー

母マーガレットは、10歳のときに母親が欲しい靴と引き換えに売られた過去を持っています。

マーガレットは、娘たちを同じ仕事に就かせることに苦悩はあるものの、ルーシーのデビューには特別な価値をつけたいと考えていました。

だけど、母マーガレットの思惑通りには行かず、ルーシーは迷走します。そりゃ、15歳ですからね。初めてのこと全てが、怖いわけです。

ドラマ「Harlots/ハーロッツ 快楽の代償」シリーズ1の感想

リディアがマーガレットを陥れるための策略や、それに利用される人たち、マーガレットを支える夫や昔の恋人との再会など、盛りだくさんにストーリーは展開し、飽きることなく見続けられるドラマです。

シリーズ1の最終話では、シャーロットが決意した野望はどう展開していくのか?一皮むけたルーシーの今後は?と、シリーズ2に向けての期待も膨らみます。

歴史的に実際の時代に沿った衣装が使われているかどうかは、全くわかりませんが、シリーズを通して、間違いなく衣装は楽しめます。

この時代は、男も化粧を施していたようで、白塗りにした顔、紅を塗った唇、ちょっと気持ち悪いですけどね、女性は誰を見ても、ゴージャスなドレスに身を包み魅力的。

顔や胸元にほくろを描くこともメイクの一部として行われていたようで、ほくろのあるなし、その位置で、女性の印象が変わってくるから不思議。

そう言えば、昔メイク好きの友人が、目の下に小さくほくろを描くとセクシーになるんだよ、と言ってましたっけね。やったことはないけど。

18世紀辺りのヨーロッパを舞台にしたドラマだと、映像が比較的暗くなりがちなモノが多い印象ですが、このドラマは舞台が娼館なんだけど、映像も話も暗く重くなりすぎず、パワフルなオンナの戦いを描いています。

同じように娼館を舞台にしたフランス映画「メゾン ある娼館の記憶」も衣装は素晴らしかったんだけど、こちらは何しろ暗い。ストーリーもかなり悲惨な結末だったように記憶しています。

決して暗い映画は嫌いじゃないけど、どちらを観たいかは、その時の気分にもよるかもしれませんね。

ファッションがお好きな方、暗い映画はあまり好きじゃない、という女性にはおススメです。

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