数多ある海外ドラマの中で、その時視聴可能だったシリーズの最終話を見終わったとき、完全に「ロス」に陥ってしまったほどハマっていたドラマが「グリム童話」を元に作られた「GRIMM グリム」
シーズン1~5までを動画配信サービスで観ることができ、いよいよシーズン6ファイナルのDVD,Blu-rayが2018年9/5にされ、インターネット配信でも観られる情報をキャッチ!
実はグリム童話って、200ほどの話しがあるってご存知でした? しかも、メルヘン&ファンタジーな内容より、えっ?子供に読み聞かせていいの?という恐ろしい話しが多い。
そのグリム童話の恐ろしさを完璧な特殊メイクと緻密なストーリー展開で作られたのが海外ドラマ「グリム」
では、恐ろしくもロスに陥るほどの魅力ある「グリム」の世界へご案内。

キャスト
内容もさることながら、キャストの魅力がドラマを引き立てています。
グリムの主要キャストたち大集合。
ニック・ブルクハルト
デヴィッド・ジュントーリ、左から5番目。オレゴン州ポートランド市警察殺人課の刑事。
人の顔が突然魔物(通称ヴェッセン)のように変化する不思議な光景に出くわし、おばのマリーからニックがグリム兄弟の末裔であることを知らされる。童話は全て実話で、代々グリム一族が魔物たちと闘ってきた記録だと聞かされて、グリムとしての能力を使い事件を解決していく。
モンロー
サイラス・ウェイア・ミッチェル、右から4番目。ニックの陰の相棒で善良なブルットバッド
グリムの敵であった魔物「ブルッドバッド」ニックに正体を見破られるが、凶悪な事件を起こす魔物と闘うニックをサポートする、善良なブルッドバッドとして影の相棒に。
個人的には全キャストの中で、一番キャラクターが好きな人物。ハートフルで豊富な知識があり、自分が窮地に陥るだろうことが予測できてもニックを助けようとする姿に応援したくなります。
ハンク・グリフィン
ラッセル・ホーンズビー、左から4番目。ポートランド市警察殺人課の刑事
ニックの良き理解者でもあるパートナー。ニックの能力のことは知らないでいたが、不可思議な事件を捜査するうちに、何か異常な事態が起きているのではないかと感づき、後にニックやモンローの正体を知ることになる。
ジュリエット・シルバートン
エリザベス・トゥロック、右から5番目、黒のワンピース。ニックの恋人
獣医。ニックが「グリム」として覚醒し仕事にのめりこんでいくにつれ、危険な目に遭う中で、それがニックへの不信感につながっていく。後に、自分の体や環境に大きな変化が生じ、ニックとの関係も変わっていく。
レナード警部
サッシャ・ロイズ、左から2番目、長身の男性。ポートランド市警察の警部
ポートランド市警察の警部でニックとハンクの謎に包まれた上司。徐々に正体が明かされていくが、中盤からストーリーのカギを握る人物にもなる。
ウー巡査部長
レジー・リー、右から2番目。ポートランド市警察の有能な巡査部長
情報収集能力に長け、ニックとハンクの捜査を強力にサポートする。事件に巻き込まれ、何度か心身ともに危ない状況にも陥るが仲間の愛情で立ち直る。
ぶつぶつとつぶやくひとり言や、同僚にかけるひと声がユーモアにあふれ笑える好人物。
アダリンド・シェイド
クレア・コフィー、左から3番目。花柄のワンピース。ヘクセンビーストという魔女
弁護士。人間でいる時はセクシーで魅力的な女性だけど、実はヘクセンビーストという魔女。彼女がニックを翻弄していく。
ロザリー・カルヴァート
ブリー・ターナー、右端。キツネ型ヴェッセンのフクスバウ
兄が殺された事件をきっかけにニックやモンローと知り合いになる。ヴェッセン界や薬の調合に関する知識も長け、モンローと共にニックの捜査をたのもしくサポートしていく。
トラブル
ジャクリーン・トボーニ、右から3番目。女グリム
自分を襲ってきたヴェッセンを正当防衛で殺した事件でニックとハンクに出会う。ニックに出会って自分がグリムであることを知ってから、様々な活躍をする。
個人的に大好きな人物でした。口数は少ないし、何も言わずに行動を起こして周りを巻き込んだりするものの、みんなに必要とされていることを知ってニックたちにとって欠かせない味方になっていく過程がストーリーとしても魅力。
クールで男前だけど本当はキュートな「トラブル」にぞっこんになりましたね。私!
左がトラブル(ジャクリーン・トボーニさん)、右がジュリエット(エリザベス・トゥロックさん)です。
作品の概略
グリム童話を元に、物語に出てくる魔物を「ヴェッセン」と名付け、そのヴェッセンと現生では刑事になった正義の味方「グリム」であるニック(のちにオンナグリム「トラブル」も参戦)が戦うダーク・ファンタジー要素を取り入れた刑事ドラマ。
2011年に米NBC局で放送開始後、高い視聴率を挙げ、人気ドラマのひとつに。
インターネットで「おススメ海外ドラマ」で検索をしても、意外なことにランクインしていないことが多いのですが、私はシリーズ5の最終話を見終わったとき、ロスに陥ったほど夢中で観ていました。
全シリーズを通して、グリム童話からのモチーフを取り入れた魔物「ヴェッセン」が登場し、その特殊メイクの精巧さと、人間からヴェッセンに変化する際の違和感のなさが圧巻。
今回はどの話をモチーフにしているだろう?という興味深さと、魔物の恐ろしい顔面に見合ったそれぞれの武器や技が非常に緻密に仕組まれていて見事です。
魔女が白雪姫を殺害するためにツボの中で毒を仕込むシーンを彷彿とさせる場面があったり、赤ずきんちゃんが狼に追われているシーンを思い出させる場面があったりします。
映像そのものはものすごくリアルで恐ろしく、童話的ファンタジーは一切ないけど、だからこそ本当はグリム童話って怖い話らしいよ・・に実感がわきます。

シーズン1からファイナルシーズンまで、全6シリーズで1-5までは全22話、ファイナルシーズンのみ13話収録になっています。
かなり見応えのあるドラマだけど、魔物(通称ヴェッセン)の特殊メイクがリアルでかなり怖いものもあるため、夜寝る前の視聴はおススメじゃないかも。
日本版「グリム」公式サイトには、全話の詳しい解説とヴェッセンファイルやモチーフになった童話の解説もありますので、ご興味があれば「海外ドラマ「GRIMM/グリム」」でググってみてね。