ジェラルド・バトラー主演のアクション映画「エンドオブシリーズ」の3作目「エンド・オブ・ステイツ」。
いやー、最高ですね。アクション映画、大好きです。スカッと気分がいいったらないです。
ジェラルドさん扮するシークレット・サービスのエージェント:マイクも結構な年齢になっているかと思うのですが、それでも活躍ぶりとひらめきぶりは冴えわたっておりました。
それでは早速、核心には触れず感想を綴ってみたいと思いますが、ネタバレも含みますことをご了承くださいませね。
映画「エンド・オブ・ステイツ」概略
原題:Angel Has Fallen
製作年:2019年
製作国:アメリカ
キャスト:ジェラルド・バトラー、モーガウン・フリーマン、ジェイダ・ピンケット・スミス
監督:リック・ローマン・ウォー
脚本:ロバート・マーク・ケイメン マット・クック リック・ローマン・ウォー
製作:マシュー・オトゥール、ジョン・トンプソン他
2013年の「エンド・オブ・ホワイトハウス」、2016年の「エンド・オブ・ホワイトハウス」に続く「エンド・オブ シリーズ」の3作目。
1,2作を観ていなくても十分楽しめるアクション映画になっています。
今回、FBI捜査官のトンプソンを演じたジェイダ・ピンケット・スミスは、ウィル・スミスの妻で、私が大好きな海外ドラマ「ゴッサム」では、暴君でセクシーな悪役フィッシュ・ムーニーを演じています。

その他、「マトリックス」シリーズや、「コラテラル」にも出演。
リック・ローマン・ウォー監督の次回作は、再びジェラルド・バトラーとタッグを組んで、ディザスター・ムービー(パニック映画)『GREENLAND』が予定されているそうです。
これまた楽しみですっ!
製作に携わっているジョン・トンプソンは、ジェラルド・バトラー主演の潜水艦サスペンス映画「ハンターキラー潜航せよ」にも名を連ねています。

この映画もすごく好きでした。面白い!
ざっくりあらすじ
アメリカ合衆国大統領トランブル(モーガン・フリーマン)から絶大な信頼を得ているシークレットサービスのエージェントのマイク・バニングは、長官への打診を受け、承諾するつもりでいたが、誰にも言えない体の不調を抱えていた。
ある日、大統領の休日に同行していた時、船の上で不調を感じ、大統領に交代を命じられ、交代要員を岸から呼び寄せたところ、空に無数のドローンを発見。
そのドローンは、岸にいる警護隊、大統領が乗っていたボートを襲うが、寸でのところでマイクの指示により大統領は湖に飛び込む。
マイクもボートから飛び込み、大統領を助けるが、こん睡状態になったことから、副大統領へ指揮権が移る。
その事件で、生存者がマイクだけだったこと、ドローンを飛ばした車にマイクの指紋が残っていたことなどからFBIによって拘束されてしまう。
マイクは、無実の罪と真犯人を暴くために戦う。ってな感じ。
映画「エンド・オブ・ステイス」の感想
犯人や核心部分がわかってしまうと映画を観る楽しみが半減すると思うので、感想にネタバレは含みますが、核心部分には触れずに綴ってみたいと思います。
ド派手な演出が見所
アクション映画の楽しみは、なんと言ってもどれだけ派手に動いてくれるのか、アクションにどんな演出がされているのか、ってとこだと思うんですね。
しょっぱなから飛ばしてくれて、申し分なく興奮します。
湖に飛び込んでも、入院しても、追われても、やられても、はめられても、絶対に立ち上がるマイク。
長官職を打診されるようなお年頃になっていても尚、現役でバッタバッタと敵を倒す姿は惚れ惚れしちゃうけど、バトラーさんちっと太ったような気がします。
中年太りってヤツですかね?
ターゲットをマークして攻撃できるドローンで襲撃してるってのに、暗殺を企てていた大統領にはヒットしない・・・ってのが間抜けな気もするけど、もしヒットしちゃったら、そこで終わっちゃうので、そこは黙認しましょう。
抜群の存在感だったマイクのパパ
今作で一番楽しかったのは、世捨て人のような暮らしをしていたマイクのパパ。
追われたマイクが、森の中で暮らしているぱぱの山小屋に身を寄せるシーンがあるんだけど、パパはまるで仙人のような出で立ち。
母親と自分を捨てて出て行った父親を許していないマイクは、久しぶりに会ったパパともぎくしゃくした会話しか交わせないんですね。
パパは、軍隊で特殊工作員をしていた経歴があり、その手腕をぬかりなく発揮するシーンがあって、これがド派手な爆発の連続シーン。圧巻でしたね。
もうアクション映画ってことを忘れて、笑っちゃいました。
爆発マニアなじーさんの仕掛けは見事で、「そこで待ってろ!」と銃を持って進もうとしたマイクすらあっけにとられて呆然。
爆発じーさんは、うひひ~と思ったに違いありません。
でもね、なんとなくサンタクロースのような外見だもんだから、憎めないのよねぇ。
後に、マイク不在で妻と娘だけになっていたマイク宅で侵入者をやっつけちゃって、お年寄りだってのに、さすがマイクのぱぱじゃん!と衰えていない腕っぷしに喝采ですよ。
ま、ホントだったら、そんなうまい具合には行かないだろうけど・・・。そこは、アクション映画ですからね。受け入れましょう。
さすが!大統領
モーガン・フリーマン演じる大統領は、1作目では下院議長で、その時から名前はトランブルだったけど、現アメリカ大統領の名前に似ているという偶然。
さしずめ日本だったら安倍ならぬ「阿倍野」とか「阿部平」とかになるのかしら?とか思ったりして。
でね、その大統領のセリフでぐっと来たのが「大統領ってのは、嫌われることも裏切られることも仕事のうち」と。かっこいいよねぇ。
嫌われても裏切られても、それが何か?と動じないでいられなくちゃ大統領の器じゃないってことよね。私はムリ!裏切られたくないもん。
それに比べて、大統領がこん睡状態になり、執務不能に陥ったため副大統領に執務の権利が移行することになるんだけど、この副大統領ってのが背も小さいし、懐もちっちぇーヤツなんです。
そして、やっぱりねぇ~と思うことをやらかしちゃう。
人ってのは、大人になると人となりが顔に出るっていうから、気を付けなくちゃいけませんよね。映画の中の話しなんで、副大統領役の俳優さんが上手!ってことですけど。
マイク・バニングは不滅です
完全に罪を着せられたマイクだったけど、ド派手なアクションをかましながら真犯人を暴き追い詰めていくわけで、負傷はしても決して倒れません!
フツーの人なら重傷で救急車を呼ばなきゃならない事故に合おうと、しばらくしたら歩き出します。
やっぱり好きですねぇー。こういう不屈なアクション映画。
エンドオブシリーズは、今作で3作目。
ジェラルド・バトラーもマイクもちょっと歳を取ったかな、という感じはするので、また数年後に新しいシリーズを作るのはちと無理があるかもしれない、とは思いつつも個人的には4作目も期待しちゃいます。
まとめ
映画が始まる前の予告を見ていると、何本かの映画に「ネタバレ厳禁」という言葉があったんですね。
最近、漫画をそのまま掲載したり、ストーリーを完全にネタバレさせることが問題になり、規制が厳しくなるとも聞いています。
映画もまだ観ていない人たちが、ネタバレしているブログ記事を読んだことで、映画に足を運ばなくなったとしたら、それは映画界にとっての損失にもなるし、私個人はたくさんの人に映画を楽しんでもらいたいと思っているので、非常に残念です。
私は映画を観る前に予備知識は入れないし、レビューなどもチェックしませんが、以前、観ようと思っていた映画のレビューを偶然目にし、それが「クソつまらない」と書かれていたため、観に行くのをやめたことがあるんですね。
もしかしたら、私が観たら抜群に面白い!と思う可能性もあるわけですよね。
個人の好みは千差万別だし、感性も人それぞれだし、感じ方が違うからこそ人との付合いってのは楽しいんですもん。
でも「クソつまらない」と書かれているのを目にしちゃったら、楽しみにしていたテンションはダダ下がりになっちまって行きたくなくなりました。
それ以来、縁あってこのブログを訪問してくださった方には、そんな気持ちになってほしくないと思いながら書いているつもりです。
映画が好きだからこそ、たくさんの人に映画を楽しんでほしいし、どんな作品だって製作者の思いがあるだろうし、好きか嫌いかってのは個人差がありますものね。
どう思いますか?
「エンド・オブ・ステイス」は文句なく面白かったので、アクション映画好きな方にはおススメです。