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Netflixおすすめホラー映画 洋画編「cargo」 ネタバレ感想/父はどこまで娘を守れるか!

2013年にオーストラリアで作られたショートフィルムを映画化し、Netflixオリジナルとして配信されているホラー映画「CARGOカーゴ」

どの映画にしよっかなぁ~と、画面を送って選んだのがこの映画。観てみたら!なんとゾンビホラーじゃないですかっ!

ホラーっぽい作品はかなり観てるかもしれないけど、最初からホラーです!はい、ゾンビも出ます!となっていると、基本ビビりなのでためらいます。

でも、知らずに見始めちゃっいまして、そしたらロージーがかわいくて、次第に引き込まれ、ゾンビは怖かったけど、結局最後まで観てしまいました。

突然ゾンビが襲ってきたり、心臓飛び出るほど恐ろしい場面はあまりないので、ホラー洋画が苦手な方でも大丈夫レベルですし、父が娘を極限状態の中でも守ろうとする姿を丁寧に描いている異質ホラー作品でもある点がおススメです。

ではでは、映画「cargo」 あらすじや感想を綴ってみたいと思いますが、ネタバレしますことをご了承くださいね。


Netflixおすすめホラー映画「cargo」が誕生した経緯

ショートフィルム「Cargo」が、2013年にオーストラリアで放映されると世界中で話題となり、再生回数1400万回を越えるヒット作品となったことから、長編を望む声があって実現したムービー。

謎のウィルスに感染した父親が、娘を守るために旅する父親の姿に感動する作品にはなっているけど、なんせホラー&ゾンビなので、ちょっと怖い。

Netflixおすすめホラー映画「cargo」ネタバレあらすじ

ショートフィルムは約7分の作品なので、登場人物も少ないし、親子の旅も短いけど、1時間44分の長編映画に仕上がった「Cargo」には、父親のアンディを助けてくれるオーストラリアの現地人であるアボリジニのトゥミ、自分の利益のためなら悪事も殺人もいとわないヴィックが登場します。

謎のウィルスに感染すると、人を襲うゾンビになってしまうのですが、そのウィルスについて映画では詳しく描かれていません。

アンディと妻、そして娘のロージーは、ウィルスから逃げるために船上生活をしていますが、ある日、川に浮かぶヨットの中で妻のケイがゾンビに襲われ、感染してしまいます。

感染から発症までは48時間。アンディはケイを救うために、船から降りる決意をしますが、安全な場所が見つかる前にケイはゾンビになってアンディが襲われるという事態に。

アンディは自分がゾンビになってしまう前に、娘のロージーを託すべく人を探す旅に出ますが、先々で困難にあい、トゥミとのも出会います。

トゥミの父親も感染していて、やがて死を迎えますが、トゥミたちの部族の掟で、草原にたたずむ巨木と一体化するかのように自らを葬ります。

絶望するトゥミは、アンディと旅を続ける気持ちを亡くしてしまいますが、人としての生存時間が減っているアンディが倒れ込み、ロージーの鳴き声で立ち上がります。

そして、旅をつづけ、ある地にたどり着き・・ アンディは?トゥミとロージーは?

ラストシーンだけは観てのお楽しみ!

Netflixおすすめホラー映画「cargo」ネタバレ感想

ネタバレ感想その1 父はどこまで娘を守れるか!

ケイが生きていて船上生活をしている頃、アンディはあまり娘に関心がない様子。特に世話をするわけでもなく、遊んでやって!とケイに言われても、自分はロージーのそばで居眠り。

まあ、よくある父親の姿ですよね。

でも、ケイがゾンビになってしまったことで、状況はひっ迫し、アンディの気持ちも変化してきます。何か大事か?守るべきものは何か?

しっかりとアンディは自覚します。やっぱり父親なんですねぇ。

しかも、アンディ自身がウィルスに感染していて人として生きていられる時間が限られています。ゾンビになっちゃったら、自分の娘であろうと食べてしまうかもしれない。

そんな恐怖と、時間がないジレンマの中で、ロージーを託す人を探すアンディの姿に胸が苦しくなります。

ゾンビが出てくると怖いんだけど、ロージーの愛くるしい笑顔に心が持っていかれて、どうぞ無事に育ってね!と願わずにいられません。

どんどんアンディの持ち時間が減っていき、発作にも見舞われ、それでも父親としての責任感と娘への愛情に奮い立ち、ロージーを襲わないよう自分の手を縛って娘を託す人を探し続けます。

旅の途中で出会った娘2人がいる家族は、親がいなくなったら子供たちは生きていけないと、一家心中をしてしまうけど、アンディは決して諦めません。

諦めない先に待っているのは、そう!救いです。

今は平和な世の中のはずなのに、父性や母性が欠落した親の虐待が後を絶ちません。どんな子ども、天使にも悪魔にもなるけど、幼少期に守ってあげられるのは親だけです。

ということを改めて強く感じつつ観ていました。

ネタバレ感想その2 ロージーがかわいすぎる

多分、娘のロージーは1歳前後だと思うんだけど、とにかくかわいい!

演技ができる年齢じゃないのに、必要なところで満面の笑みを浮かべるし、ぱぱアンディの背中に負ぶわれて、ゆらゆらと綿のような髪が揺れる様も「ザ・赤ちゃん」って感じで、たまらないかわいらしさです。

ままがゾンビになっても、ぱぱが発作で苦しんでいても、まだロージーは何も理解できない年齢。

それでもぐずったときに、ままが愛用していた香水をシュッとすると不思議そうな顔で泣き止む姿を見ていると、行く末には困難が待っているであろに・・・と不憫になります。

赤ちゃんってのは、人を幸せな気持ちにさせる不思議なパワーがあって、行く先々で人を笑顔にしていたロージー。

ネタバレ感想その3 その土地で生まれた人は強い

オーストラリアの現地人であるアボリジニのトゥミがいなければ、ロージーは助からなかったでしょう。

アンディは、トゥミが言う現地の言い伝えのような習慣を「科学的根拠のないこと」のような説明をしてわからせようとします。

だけど、トゥミのような暮らしをしている部族にとって、生活している中からたくさんのことを学び、たくさんの知恵を働かせて生きているわけで

長寿がいいのでもなく、文明の発展がいいのでもなく、そこにいる人にとって大切なことやモノがきちんと守られることがイチバン大事なのでは?とトゥミを見ていて感じましたね。

ロージーが最後には、トゥミによって救われたということも、現代人が「便利」を追求するがために犠牲にしてきたことや、大切なものを見失っていることを再考すべき!

という、現代が生んだ魔物をゾンビに置き換えて伝えたメッセージではないか、と思う私は深読みしすぎですかね。

Netflixおすすめホラー映画「cargo」まとめ

基本、ホラーもゾンビも苦手です。でも、時々観てしまいます。

あまりに恐ろしいと途中でやめてしまうのですが、「Cargo」は大丈夫でした。ロージーのかわいらしさが、ゾンビの恐ろしさを緩和させていたかも。

欧米の映画って、頻繁にゾンビが出てくるような気がします。配信系のオリジナル作品は、事前の情報が少ないので、あら!ゾンビじゃん!ということになっちゃうんですよね。

ただ、「Cargo」は恐ろしいゾンビ押し!の作品ではなくて、アンディとトゥミの友情、アンディの娘を思う愛情も描いているので、ゾンビ登場シーンだけ少し目を細めて観ていればやり過ごせます。

ロージーの可愛さと自然に生まれる連帯感、限られた中で娘を必死に守ろうとするアンディの愛など、ホラー要素じゃないところにも見どころがあるので、ホラー映画が苦手な人でも充分楽しめる作品になっていると思いました。