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Netflixおすすめ映画 洋画編「バードボックス」ネタバレ感想|「それ」の正体はあなたの中にいる

Netflixが、続々とオリジナル映画を公開しています。難点は、アメリカ母体のサービスなので、作品を選んでもあらすじの説明が英語なこと。

作品検索もアルファベットのみ。ここが日本語で生活している我々にとっては、少し使いづらいところでもありますが、それを押しても観たいと思う作品がたくさんあります。

今回は、おすすめの1作として2018年に配信になったサンドラ・ブロック主演の洋画「バードボックス」を取り上げてみました。

「バードボックス」の意味すること、見てはいけない「それ」と戦う恐怖感、その正体は?ということについて、私なりの解釈と感想を述べてみたいと思います。

感想はネタバレも含みますことをご了承くださいね。


Netflixおすすめ映画「バードボックス」ぞくっと背筋が寒くなる始まり

妊婦のマロリー(サンドラ・ブロック)は、妹に付き添われて病院へ検診に行きます。妊娠しているのは自分なのに、どこか他人事のマロリー。

検診を終えて病院内を歩いていると、ガラスにただひたすら頭を打ち付け流血している女性と遭遇。遠巻きにしながら病院の外へ出てみると!そこには、車がぶつかり合い、人が逃げ惑う姿が。

何が起こっているかわからないまま、妹の運転で帰路につくものの、道中は阿鼻叫喚。ランダムに車が行きかい、事故が多発し、秩序もルールもなくなり、地獄絵の様相と化した光景。

車を運転していた妹が、何かを目撃して突然暴走し始め事故にあい、そして妹は自ら車の前に飛び出しなくなってしまいます。

という恐ろしい場面から始まるバードボックス。

深夜に見始めたので、ビビりだもんで、途中でちょっと怖くなり1日で見られず、お休みをして2日かけて観た作品でした。

恐ろしいバケモノが出てくるわけじゃないけど、人が繰り広げる阿鼻叫喚てのが、もしかしたら一番恐ろしいのではないか?と思った挿入部分でもありましたね。

ま、そんなことができるのも、動画配信サービスのいいところです。

Netflixおすすめ映画「バードボックス」ネタバレ感想

感想はテンコ盛りにネタバレが含みますので、ご了承くださいね。

その1 バードボックスが意味することとは?

一緒に車に乗っていた妹が、見てはいけない「それ」を見てしまった事から、自ら車の前に飛び込んで死んでしまい、マロリーは、とにかく近所の家に助けを求めて飛び込みます。そこには家の主である男性の他に数名が避難していました。

そこで、どうやら見てはいけない「それ」を見てしまうと、自殺願望が生じ自分から命を絶ってしまうことがわかり、家の全ての窓に目隠しをして過ごします。

見てはいけない「それ」のせいで、人は家に閉じ込められることになるわけです。まさにバードボックス(鳥かご)状態。

バードボックス(鳥かご)状態になると、何が生まれるのか?

自分だけが得をしよう、生き延びようとする悪魔の心、またはそこにいる人と助け合って生きよう、困っている人がいたら助けよう、という天使の心。

当たり前のようにその二つがぶつかることで、様々なトラブルが起こります。

食料が尽きたことで、車の窓に目隠しをし、ナビを頼りに近所のスーパーまで出かけていきます。そこで見つけたインコが入っている鳥かごをマロリーが持ち帰り、そのインコはマロリーと共に生きていきます。

そして、最後の最後に鳥とマロリーの変化がシンクロするようになっていて、そこはちょっと粋な演出。タイトルを意識した演出と、そこに込めた意図を感じます。

その2 マロリーの子どもへの気持ちの変化

妊婦のマロリー、子どもの父親の存在は最初から描かれていません。そのせいか、マロリー自身もお腹の中にいる子供に関心が薄い様子。

見てはいけない「それ」によって、家の中に拘束されることになってから出産しますが、その家に他の妊婦も助けを求めてやってきて、同じ日に出産します。

マロリーの子は男の子、もうひとりの妊婦の子は女の子でした。男の子はボーイと呼ばれ、女の子はガールと呼ばれ、二人とも名前がありません。

ただ、見てはいけない「それ」から逃げるため、安全な場所への移動を決意し、小さなボートひとつに3人で乗り込み移動する中、様々なトラブルに見舞われ、マロニーに母性が目覚めていきます。

激流の川下りをするときは、誰かが川の流れを見張らなくちゃならない。ボーイが立候補するも、それは誰にするか私が決める、とマロリーは子供たちに告げます。

そりゃ自分の子より、他人の子が犠牲になるんだろな、と思いますよね? でも、マロリーは違う決断をします。

川下りのシーンでは、えっ?!その状況で助かるの?というツッコミどころはあるものの、軽くスルーして観ていきましょう。是非。

ラストシーンではマロリーが、ボーイとガールに名前を付けるのですが、そこに試練と愛情を感じてジーンとしちゃいます。なので、ツッコミどころがあっても途中であきらめないように。

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その2 時が交差しながら話が進むから流れがわかるけど怖い

見てはいけない「それ」から非難するための川下りの様子と、そこに至るまでの状況が交差します。

混乱することはないけど、最終的に誰が生き残っているか、ということはわかってしまうので、誰がどうなるのか?という推理はできないし、そこのドキドキ感はありません。

ただ、私は水が苦手だからか、川下りの様子がすごく怖かったし、目隠しをして山の中へ入っていく様子も恐ろしかったですねぇ。

だって!見えないんですよっ!変なモノ踏んじゃうかもしれないし、足を滑らせて崖下に落ちちゃうかもしれないし、山小屋の戸を開けたら突然クマが襲ってくるかもしれないし。

サスペンスは大好物なんだけど、「見えない」ということがこんなに怖いのか!と、通常のサスペンス作品にはない恐怖を感じる作りになっています。

見えない何かの正体はあなたの中にいる?

見てはいけない「それ」を見てしまった人は、自ら命を絶ってしまいます。

見てはいけない「それ」の正体は何なのか、ということは映画の中で明らかになってはいないんですね。もちろん、形としても語りとしても全く明かされていません。

もしかすると、その「見てはいけないそれ」というのは、目に見えない自分の中に潜んでいる「闇」なのかもしれないと私は思いました。

人の心の中には、どんな人も「恐怖」や「恐れ」や「不安」というものが存在しますよね。だけどそれらは形のないものだし、自分自身が心の中で作り上げているモノでもあります。

それがわかっていても「恐怖」や「不安」が消えるものではありません。

だからこそこの映画で、その「見てはいけないそれ」を見てしまった人は、「見てはいけないそれ」にやられてしまうのではなく、自ら命を絶つという方法で死んでしまうのではないか?と思ったんです。

精神疾患がある人は、「見てはいけないそれ」の影響を受けないので、益々「見てはいけないそれ」の正体は、自分の中に存在するものに違いない、と感じたかな。

でも、解釈は人それぞれなので、人によって感じる「見てはいけないそれ」の正体は違うと思うし、きっと正解はないんじゃないかしらん。

Netflixおすすめ映画「バードボックス」まとめ

原作はジョシュ・マラーマンの「Bird Box」日本では翻訳されていないらしいけど、これは原作を読んでみたいですねー。原作はもっとホラーならしいけど。

この映画がヒットしたことで、目隠しをしながら何かをする様子を撮影し、動画をTwitterやYouTube投稿するBird Box Challengeなる行為が一時流行になったらしい。

それで、2019年1月3日Netflixが「Bird Box Challengeは危険なのでやめて欲しい」という主旨の声明を発表したんですって。アホだわねぇ

そんなことで事故出でも起きたら、作品の種類によっては自粛の方向へ、みたいなことが起こらないとも言い切れないわけで、非常に憤りを感じるわね。

ビビりな私でも最後まで観られたけど、ちょっと恐ろしい作品だったかな。気が弱い人は、誰かと一緒に観るのをおススメします。